
むかしむかしのそのむかし。あるところに鬼門と呼ばれた鬼ヶ島の様なスタジアムがあったそうな。そう、その鬼ヶ島も、今では遠いむかしむかしの話じゃが・・・。
かつて、名古屋にとって、異常なほど相性の悪いスタジアムがありました。第27節に対戦した、鹿島アントラーズのホーム、カシマスタジアムです。その相性の悪さに
ピリオドをうったのが、妖精の率いるピクシーグランパスです。去年、2008年8月23日の事でした。名古屋の小さなミスにつけ込み、前半3分に早々と
先制されてしまいました。しかし、その後の選手たちの集中力は見事で、前半のうちに玉田選手のフリーキックを吉田選手が頭で押し込み同点とし、後半では玉田選手が得た
ペナルティキックをヨンセン選手が決め、2対1の逆転での初勝利でした。みなさんも覚えてますよね?そして、今年は4対1の圧勝でした。得点した時間帯も、
試合内容も完全に鹿島を上回っていました。前半5分に相手ディフェンスの裏に飛び出したブルザノビッチ選手が強烈なシュート。ゴールキーパーがはじいたそのボールを
ケネディ選手が合わせてまず1点!その後、相手ゴールキーパーが信じられない空振り。その球をブルザノビッチ選手が奪ってシュート!今度は決まって、早くも2点目です!!
試合開始から、名古屋の選手全体でプレッシャーをかけ続け、終始鹿島を慌てさせました。後半に入り、マギヌン選手のロングボールを鹿島の隣の潮来市で生まれ育った
名古屋のスピードスターこと杉本選手が頭で合わせて3点目!!!鹿島も小笠原のフリーキックをマルキーニョスが頭でコースを変えて技ありのゴールをあげました。
しかし、相手ディフェンダーのクリアボールがブルザノビッチ選手の前に...。このプレゼントを確実に決めて、4点目!!!!その後も、動きの良い名古屋とドタバタの鹿島では、
まだまだ2〜3点とれてもおかしく無い展開が続きましたが、結局はそのまま、4対1で、今年も名古屋が勝ちました。確かにこの日の鹿島はミスが多かったと思いますが、
そのミスのほとんどを逃さずにモノにする事ができました。
9月に入って少しずつ“名古屋のサッカー”と呼べるものが感じられる様になってきました。鹿島のミスが多かったとは言えども4点は4点だと言うことです。ただ、絶対に落としては
いけない試合に勝ちきれない悔しさもあります。9月唯一のホームでのリーグ戦で、しかも、降格圏内で苦しんでいる柏に対して、常に先手を取られる苦しい試合展開。結局、
吉田・玉田選手のゴールで2得点をあげましたが、3失点し、2対3で負けてしまいました。三連勝で勢いもつき始めていたので本当に痛過ぎる一敗です。そんな状態で、
リーグ戦のアウェイ連戦とACL準々決勝の過密スケジュールへと入っていったのです。まずは、19日のJリーグ第26節アウェイの大宮戦です。名古屋からも大勢のサポーターが
駆けつけました。そんなアウェイ名古屋のゴール裏の大声援に選手たちも応えてくれました。小川選手のフリーキックにゴール前に飛び込んだマギヌン選手のゴール。
そのマギヌン選手は産まれたばかりの田中選手のお子さんを祝う揺りかごポーズで盛り上げます。追加点の欲しい名古屋の歓声がため息に変わり続けます。残り10分ほどになって、
マギヌン選手のロングパスに反応したのは小川選手。このパスが通ればこっちのもの!冷静に小川選手が決めて2対0で勝ちました。試合後は巻選手の音頭でゴール裏も
揺りかごポーズ!!ピッチとゴール裏で、みんながひとつになりました。この勝ちで、弾みをつけた良い雰囲気の中、23日にはACL準々決勝アウェイゲームが行われました。
試合会場は“サッカーの聖地”国立競技場。もともとはリーグ戦等でも利用されていたのですが、2002年日韓ワールドカップ等のために各地のスタジアムが整備され、ここ数年では
ナビスコカップや天皇杯の準決勝以上でないと試合をするチャンスもなくなってしまいました。そう、ここ数年はいま一歩の成績ばかりでしたので、2000年以降、9年以上が経っています。
名古屋の試合としては、約10年ぶりの国立競技場は懐かしくも落ち着きもある聖地にふさわしい雰囲気のまま待ってくれていました。このスタジアムでは嬉しい記憶しかありません。
ほとんど負けた記憶が無いのです。この相性の良さも味方に付け、ここ数年の川崎との相性の悪さを払拭したいと、サポーターたちも赤黄の小旗でひとつになりました。選手たちも
連敗したリーグ戦では見られなかったアグレッシブなプレーでゲームを支配し始めます。その時、田中選手とケネディ選手のホットラインからゴールがうまれました。欲しがった
アウェイゴールでの先取点です。この得点を機に両チームの攻撃に火がつき、激しさが増しました。攻撃的なスタイルが売りの両チームですが、サイドや中盤の選手たちがバランスを
保ちながら攻めあがる名古屋と最前線へのロングボールの放り込みを中心とした速攻重視の川崎の見ごたえのあるゲームが続きました。今回の試合は名古屋が支配していたと思いますが、
少ないチャンスを確実に得点に結びつけた川崎が勝ちました。逆を言えば、名古屋は少ないピンチを防ぐことが出来なかったわけです。しかも、名古屋の2失点は5分ほどの間です。
悪いクセ『失点直後の失点』が、相性の良さを上回ったのでした。そして、ホームでのACL準々決勝の前に行われたのが、26日第27節のアウェイ鹿島戦です。この鬼門撃破は最初に
記していますので、ここでは試合についてはふれません。しかし、その試合の前に名古屋のサポーター達はカシマスタジアムのゴール裏エントランスに集まりました。コールリーダーからの話で、
ACLの準々決勝と直前のこの鹿島戦の重みについて、この鹿島戦で勝たなければならない選手たちと今回は出場しないけれどACLの準々決勝で勝たなければならない選手たち、そして、
各々の役割の中での自分たちの役割を確認しあいました。おそらく、ピクシー監督も選手たちに同じようなことを話したと思います。グランパス・ファミリーはつながっている。底力が発揮されるのは、
これからだ!選手もサポーターもそれぞれのこだわりを持って、毎日を過ごしました。さぁ、運命のゲームです。雨の中ですが、名古屋にはプロのサポーターたちがついてます。
こう着状態から、27分、小川選手の豪快な無回転ミドルシュートが決まりました。さすが小川選手!さすが「10番」かっこいい!!そして、三都州選手のフリーキックに吉田選手が合わせて
2点目です。優位にたちましたが、3分後にスキをつかれて、1失点。2対1で前半終了です。後半に入り、名古屋は総攻撃を仕掛けますが、ゴールを割れません。このまま、両チームに
点が入らなければ、延長やPK戦となります。さて、後半も40分が過ぎた頃、マギヌン選手のシュートを相手GKがはじきます。これにケネディ選手が反応しました。やった!
このまま3対1なら、名古屋。しかし、1点でも取られ3対2なら、川崎。そう、3対3や3対4でも川崎の勝利です。う〜む、久しぶりに緊張しましたが、3対1でピクシーグランパスは勝ちました!
アジアでベスト4に入ったのです。まだまだ、これから。行こうぜ、名古屋!!
1993年にJリーグが始まって17年、ナビスコカップや天皇杯を含めてほとんどの試合を見てきました。いや、日本代表やワールドカップ、各国のリーグ戦等、
見てきた試合は数え切れません。そんな中でも記憶にないほどの“逆転サヨナラ2ラン”を体験してしまいました...。
7月中旬、ケネディ選手の新加入により、18日は攻め続けながらも不可解な判定で京都に引き分け、25日は浦和に文句のつけられ様の無い快勝で、
8月を迎えました。優勝のかかった昨年の最終戦と同じく、関西汽船のフェリーで九州に乗り込みました。このフェリーは瀬戸内海を通るために揺れが少なく、
毎回快適な船旅が味わえます。毎年訪れている別府ですが、今回のツアーでは、まだ行ったことのない観光名所をまわることとして、メインは地獄めぐりでした。
そうです。その地獄を試合中に見せられたのです。九石ドームでの大分戦、前半早々にケネディ選手のゴールで、8月もさい先良いスタートをきりました。
試合は、終始グランパスのペースで危なげなく進みました。ただ、ただ、逃し続けた2点目さえ決まっていれば...。悪夢は待っていました。後半のロスタイム
(のロスタイム!?)に追いつかれてしまいました。最悪だと思いました。その後のワンプレ−で、また、失点。そして、キックオフと同時にゲームセットの笛。
最悪にはもっと上があったのでした。“最悪以上!?”変な表現ですいません。でも、変にもなりますよ!サッカーなのにロスタイムに”逆転サヨナラ2ラン“ですよ!!
チームの雰囲気は最悪以上でしたが、幸いなことにオールスター戦のためにリーグ戦は1週間空き、15日の川崎戦は気持ちをリセットして向かえることが出来ました。
しかも、この15日の川崎戦から、急きょ、新加入した現役モンテネグロ代表10番のブルゾことブルザノビッチと元日本代表のアレックスこと三都主アレサンドロが、
出場可能となりました。サポーターたちの期待も最高潮です。それは、試合チケットの売れ行きでもわかります。昨年の優勝争い真っ只中のホーム最終戦以来の
カテゴリー4、カテゴリー5の大人子供とも完売でした。夏休み、お盆の最中に多くの子供たちを中心にホーム瑞穂がいっぱいになるのは間違いありません。
ましてや、相手がここ数年勝った事の無く、今年もアウェイで完敗している川崎です。また、この川崎とは9月にACL準々決勝でホーム、アウェイと対戦する相手でも
あります。メンバーが変わった新生グランパスとして苦手意識も無く、逆に嫌なイメージを与えておきたいところです。だから、この15日の川崎戦は年に何回も無い、
必ず勝たなければならない重要な重要な試合でした。しかし、しかし、ご存知のとおり、18000人以上の満員のスタジアムでも、相変わらずの完敗でした...(涙)。
グランパスにとって、得意な8月は最悪以上の最悪なスタートとなってしまいましたが、その状態で、19日(水)と23日(日)にアウェイの連戦です。しかし、危機感を
募らせているのはサポーターばかりではありません。勝ち点差が「6」にまで縮められた降格圏内の千葉との直接対決は、ケネディ選手のゴールで先制しました。
主導権を握ったままのこう着状態が続き、後半の残り15分に小川選手のセンタリングに玉田選手のヘディングでやっと追加点を取りました。2点目までが長かったぁ。
結局、2対0で勝ちました。そして、4日後に金沢でG大阪戦が行われました。G大阪は金沢で毎年1回をホームゲームとして行っていて、ここ10年で1度しか
負けていない相性の良いスタジアムの様です。そのせいなのか、開始早々からゲームを支配され、あっという間に2点もとられ、全く良いところの無いままに
前半は終了しました。この金沢のスタジアムは私たちも13年前に1度、G大阪のホームとして訪れたことがあります。そのときはピクシーのゴールもあって
3対0で快勝しました。なんだぁ、私たちにとっても相性の良いスタジアムじゃないですか?などと昔の話を思い出したピクシー監督もハーフタイムに選手にむかって、
「俺らぁも相性良いんだがね!」と、伝えたからでは無いでしょうが、後半の選手たちは明らかに違っていました。特に後半から交代で入った巻選手も体を張って、
グランパスに流れをもってきてくれました。そう、玉田選手の見事なアシストを受け、その巻選手がゴール!反撃の開始です。津田選手も交代で入ってサイド攻撃を
繰り返し、さらに良い流れがグランパスに...。その津田選手の縦への突破は疲れの見え始めたG大阪の守備陣を混乱させました。サイドの津田選手をマークする
ために空いたG大阪の守備の穴に吉田選手が縦へのドリブルで突っ込みました。ペナルティエリア内ですが、もはや、ファールでしか止められません。吉田選手の
突破がペナルティ・キックを獲得し、玉田選手が自身のリーグ戦50得点となる同点ゴールを決めました。ついに2対2に追いつきました。その後も必死にポールを
追いかけるグランパスの選手たち。それらの姿はゴール裏のサポーターたちにも伝わって、更に大きな声となりました。グランパスの猛攻も後半のロスタイムに
入ったとき、バヤリッツア選手が倒されました。そこで得たフリーキックをマギヌン選手が蹴り込み、スタジアムが静かになりました。グランパスサポーター達も
一瞬、静かになりましたが、相手ゴールの中にボールが吸い込まれると.....盆と正月が一度に来た様な大騒ぎです。フリーキックを決めたマギヌン選手は、
脱いだユニフォームを振り回しながら、その他のピッチの選手たちもベンチの選手たちも次から次へとグランパスサポーターのゴール裏に一目散に走ってきました。
それらは、現実なのか幻なのかゆっくりとゆっくりとスローモーションにも感じます。思わず、1996年のサントリーカップJリーグチャンピオンファイナル決勝で、
鹿島を相手にVゴールを決めたピクシーが、そのままサポーター席に向かって走ってきてくれたシーンを思い出しました。あれっ?Vゴール!?いやいや、
キックオフの数十秒後に大逆転勝利を告げるホイッスルが鳴り、更に更にゴール裏は盛り上がりました。選手たちもスタッフたちも、そして、サポーターたちも
みんなみんな悔しさが溜まっていたんですよね。やっぱり、喜びも悲しみも一緒です。ファミリーですから。2009年の夏は、天国も地獄も味わえた、
忘れられないものになりました。
歓喜のG大阪戦後に衝撃のニュースが飛び込んできました。それは、G大阪戦で相手選手と接触した楢崎選手の左手骨折です。新生グランパスには、本当に
痛い話ですし、オランダ等の遠征も控えていたので、残念です。でも、一番悔しいのは楢崎選手に決まっています。昨シーズン終盤のようにハラハラさせる
のではなく、せめて休憩が出来て良かったと思ってもらえるように更にがんばりましょう!選手もサポーターも楢崎選手にはたくさんの借りがあるはずです。
それらを返せるのは、今なのです。
さぁ、9月に入り、リーグ戦も佳境に入ってきました。当然、一試合一試合が大切ですが、なんと言ってもカシマスタジアムでの鹿島戦があります。今年も
必ず勝ちましょう!そして、その鹿島戦をはさんで、ACL準々決勝の川崎戦がアウェイとホームであり、そのアウェイは9年ぶりの国立で開催されます。国立は
グランパスにとって非常に相性の良いスタジアムなんですよ。みなさん、強い意志を持って、必ず勝ちましょう!!
サイドアタックを中心に攻撃的なスタイルを貫いたピクシーグランパス。今シーズンは昨年終盤戦の得点力不足を補うべく、ヨンセン選手を放出してまで、
J2ながら得点王だったダビィ選手を獲得しました。これで、昨年までの多彩な攻撃力にダビィ選手の破壊力が加わり、グランパス2009年版の快進撃の
筋書きは出来上がった筈でした。
ダビィ選手はリーグ戦のちょうど半分の第17節で10得点をあげ、リーグでも得点王タイでした。当然、彼の得点力やプレイスタイルはわかっていましたし、
常に一生懸命プレーしてくれたのはわかっています。(実はピッチを離れた彼は本当にシャイな好青年なんですよ。)ただ、もう少し、攻撃の的となる役目、
いわゆるポスト役などのグランパスにあったプレーをしてもらえると良かったのですが...。ダビィ選手が退団となる第17節時点で、リーグでも得点王と
なっていた10得点に続く、チーム内で第二位の選手は誰の何点かご存知でしたか?ACL等もありましたのでわかりづらいと思いますが、Jリーグだけで
言いますと、ダビィ選手の10得点に続くのは、同点で玉田、吉村、マギヌン、吉田、小川、津田、杉本、巻選手の各々1得点だけなのです。リーグ戦が
半分も終了したのに2得点以上したのが1人しかいないなんてプロのチームは、世界中を探しても珍しいと思います。ダビィ選手を抑えてしまえば、
優位に戦えそうですよね。
的を失ったグランパスは、攻撃的な持ち味をも失ってしまったのでした。ワールドカップ予選による1ヶ月の中断後も悪い流れは断ち切れず、リーグ戦再開後も、
千葉、新潟、鹿島と負け続けました。結局、5月2日第9節の京都戦以来の2ヵ月ぶりの勝利は、第16節のガンバ大阪戦でした。相変わらず、グランパスも
調子悪かったのですが、ガンバ大阪もそれ以上に悪かった。だから、ホームでは負けられないグランパスの選手たちの意地が、ガンバ大阪のミスを呼び込み、
巻選手の決勝ゴールとなりました。しかし、この意地も次節12日のアウェイFC東京戦では全く見られず、完敗。リベンジのチャンスを与えられた3日後の15日に
ナビスコカップの準々決勝で同じアウェイでFC東京と戦いました。しかし、再びやられてしまいました。しかも、5失点の1対5でした。29日にホームでの第2戦が
ありますが、4対0以上での勝利が条件です。
お待たせしました。ここで登場するのが、新外国人選手となるアジア枠のジョシュア・ケネディ選手です。ケネディ選手はオーストラリア代表のフォワードとして、
2002、2006年とワールドカップにも出場しており、長身を生かしたポストプレーを得意としています。15日(水)の大敗から中2日の18日(土)にいきなりの
本番となりました。Jリーグ戦の折り返しとなる第18節京都戦です。この日、トヨタスタジアムに集まったグランパスサポーターたちは確信しました、グランパスは
生き返る!と。Jリーグでも一番の長身を生かしたポストプレー。玉田、小川、マギヌン選手が躍ります。中村、山口選手が飛び込みます。阿部、竹内選手が
駆け上がります。そうです。目の前にあったのは、昨年の攻撃的なグランパスでした。また、その上にプラスαとなったのが、ケネディ選手の194センチの身長です。
相手ゴールキーパーよりも高い位置でのヘディングはワクワクします。そう、直後にマギヌン選手からのセンタリングを受けたケネディ選手のヘディングが決まりました。
12日から日曜、水曜、土曜とこの蒸し暑い7月に中2日、中2日での試合が続いていたので、さすがに後半は足が止まり、京都の攻撃をかわしていましたが、
いつもの不可解な判定で追いつかれてしまい、1対1で引き分けました。でも、ここ数ヶ月続いていた胸のつかえはもうありません。グランパスサポーターの気持ちも
ひとつになって、第19節対浦和戦に勝利するために埼玉スタジアムに集まりました。私たちのSAツアーのバスも夏休みに入ったサッカー大好き少年たちの
盛り上がりを耳に、交通渋滞や通行止めの悪条件を越え、アウェイに乗り込みました。さすがの埼玉スタジアムは浦和サポーターでいっぱいで、ゴール裏の一部に
陣取っている私たちとは比べものになりません。しかし、前半14分、浦和ディフェンスとケネディ選手の競り合いの横から小川選手のパスを受けた玉田選手が
体を反転させシュート。まずは先制点。後半16分には自由に躍り続けている玉田選手から小川選手へ、小川選手から玉田選手への折り返しを直接シュート!
そのままゴールに突き刺さりました。そしてその約10分後、ケネディ選手に付いていた相手ディフェンスが玉田選手をマークしだしたところで、自由になった
ケネディ選手がマギヌン選手からのセンタリングに頭で合わせて、2試合連続のゴール。賑やかだったスタジアムが静まり返るには十分な内容です。玉田、
ケネディ選手を中心とした攻撃陣のリズムの良さにつられるように、ここ数試合調子の悪かった守備陣も奮闘し、結局、3対0の快勝です。しかも、この3対0での
完封勝利は楢崎選手のJリーグ史上初の完封100試合の達成でもありました。楢崎選手、まだまだ試合は続きます。この際、150試合、200試合と記録を
のばしましょう。本当におめでとう!
浦和戦でも大活躍だった楢崎選手、玉田選手と言えば、ワールドカップ出場を決めた日本代表の中心選手です。この日本代表にグランパスの選手が2人もいるのは
嬉しいことです。ACL等もあって過密日程と言われている今シーズンですが、楢崎選手と玉田選手は更に超過密日程になっているわけです。日本の守護神として、
更に磨きの掛かった守備陣の中心楢崎選手、ケガとの戦いながらも攻撃陣の中心玉田選手、2人のお陰でワールドカップ最終予選も楽しめました。本当に
ありがとうございました。そして、ご苦労様でした。しかし、今回の予選突破によって2人は当然ですが、他の選手たちにもワールドカップ出場のチャンスがめぐって
来たわけです。グランパスの選手のみなさん、最終メンバーの決定までは、まだ時間があります。まずは得意とする自分のプレーが出来る様に、チームが
勝利出来る様に更にがんばってください。グランパスとしてのチーム成績が良ければ、より注目もされます。私たちグランパスサポーターはグランパスの選手が
出場してくれるからこそ、ワールドカップにも夢中になれるのですよ。
浦和戦ツアーで喜びと感動を体験したサッカー大好き少年たちの様に夏休みは多くの子供たちがスタジアムへ応援に来ます。憧れのグランパスの選手たちを
見に来ます。毎年、夏期は好調なグランパスですが、アウェイでも、特にホームでも、サッカー大好き少年たち、そして、サッカー大好き中年たちや高年たちを
楽しませて下さい。さてさて、毎年毎年恒例のグランパスの季節がやって来ました。今年は更に追い風吹き始めています。ピクシー監督がかつて在籍した
レッドスター・ベオグラードの背番号10番、ブルザノビッチ選手とのチーム間基本合意が得られた様です。さらに楽しみが増えましたね。
この夏、名古屋グランパスに注目あれ!
5月下旬からのリーグ戦中断期に楢崎選手と玉田選手が中心となって戦った日本代表は、予選2試合を残して、今回も世界最速で2010年南アフリカワールドカップ
への出場を決めてくれました。4大会連続ともなってくると世間では、ワールドカップに出場して当然の様な雰囲気にもなってきてますが、その様な過去には無かった
プレッシャーとも戦いながら、決めてくれました。でも、ついつい結果にも期待してしまいますね。日本代表のみなさん、4大会連続のワールドカップ出場おめでとう!
andありがとう!!
このワールドカップ予選のためのリーグ戦中断期にグランパス禁断症と化したサポーター達は飛騨古川のキャンプ地を訪れました。6年ぶりとなるこのキャンプ地は
高速道路が開通しており、非常に近く感じられ(そう、工事渋滞が無ければですね...涙)、バイパス道路も整備されていて昔の面影もなくなっていましたが、国道から
宿舎、グランドに向かう側道に入った途端、懐かしい風や景色がよみがえってきました。私たちが訪れたのはキャンプの最終日でしたので、練習試合を通してグランパスを感じ、
山口選手、伊藤GKコーチの誕生日の儀式を見て選手を感じることが出来ました。飛騨古川では、6年ぶりとなる現地の方々や年に数回は瑞穂やトヨタスタジアムで
お目にかかる方々と再会も出来ました。懐かしがってる私を横目に今回の訪問が初めての飛騨古川キャンプだったサポーターたちがとても感激していたことがありました。
実はこのSAだよりにも6〜7年前に話題にしたことを私も思い出しました。国道から側道に入ってキャンプ地である”ふれあい広場”に向かう沿線の民家の玄関先や2階に
グランパスのチームフラッグが目に付き始めます。1、2、3、4、5・・・と、グランドに近づくにつれて増えていき、最後には目に入るほとんどの家に...。歓迎と応援の気持ちが
涙が出るほど伝わってきます。途中の幼稚園には、窓という窓にグランパス君やチームフラッグが覆っていて、教室内が暗いんじゃないかと心配になるくらい。こんな数々の
気持ちを見ることの出来た選手たちは感動しないハズがありません。久しぶりの飛騨古川でしたが、新しくも深くあふれんばかりの愛情を感じながら、リーグ戦が再開します。
その、待ちに待ったJリーグ戦が再開しました。しかし、私たちはこんなに悲しい思いをするために待ちに待っていた訳ではありません。試合後にはそんな気分でした。
今回の中断期の直前は勝たなければならない下位チームとの3連戦に1勝も出来ないままの最悪の状態でした。運良く1ヶ月の中断期に入り、休暇やキャンプでの調整を終え、
万全の状態でグランパスのプレーが見られるハズでした。ところがそこにあったのは、前線への千葉の早いパス回しや畳み掛ける様に走り回る千葉の選手たちとついていけない
グランパスの選手たちの姿でした。試合にも負けてしまいましたが、それ以上に選手たちから伝わってくるものが無く、心配です。ACLも鹿島戦もガンバ大阪戦もある、
この再開後の2〜3週間で今シーズンが終わってしまう程の大切な試合が続きます。新外国人選手の登場前にリーグ戦もACLも終わってしまいかねません。試合後、
ゴール裏からはブーイングの嵐でした。足が止まっていて、得点の匂いもしない現状を見て、負けた以上にショックが大きかったです。こんな気分の中、試合後に
瑞穂陸上競技場周辺の清掃活動が行われました。先月号のこのSAだよりでも触れましたが、「環境デーなごや2009」の市民・事業者エコキャンペーンの一環としての参加ですが、
みんな無口で...。いや、一部は吠えて...。いや、...。こんな状況ながら、約250名のサポーターに参加いただきました。ありがとうございました。こんな状況の清掃活動は
気分的に辛いです。選手のみなさん、頼みますよ。
と、その願いが届いたのか届いていないのかは別として、4日後に行われたACL決勝トーナメント1回戦では、選手たちの気持ちの伝わるプレーが見られました。特にディフェンスの
選手たちの集中したプレーに少し安心しました。攻撃陣も中心となる玉田選手、小川選手が戻ってきて、リズムを取り戻しました。この復活した二人のゴールによる2対1で勝利し、
ベスト8に進出しました。準々決勝は9月下旬にホーム&アウェイ方式で行われます。楽しみが増えましたね。
さて、今シーズンから、みなさんの協力のおかげで実施していますゴール裏の「旗5000本計画」ですが、旗の作成につきましてはサポーターの皆さんの資金的な協力と、
旗の作成にかかりました作業的な協力の賜物です。そして、私たちサポーターに理解と協力をいただいたのが、トヨタスタジアムの関係者のみなさんです。月に3〜4日ほどの作業を
約5ヶ月間に渡って延べ20日近くも作業場所等の協力をいただきました。開幕のぎりぎりまでお願いするサポーターもサポーターですが、それらに応えてくれるトヨタスタジアムも
トヨタスタジアムです(笑)。20台近くが並ぶミシン工場の様な会議室や幕にペンキ等を塗ったりする作業現場と化してる駐車場等、本当に助けられました。豊田市のケーブルテレビ
「ひまわりネットワーク」やFMとよたの「ラジオ・ラヴィート」でのトヨタスタジアムのCMでの決めのコピーをご存知ですか?「トヨタスタジアムは名古屋グランパスエイトのサポーターを
応援しています!」少々乱暴な言い方ですが、「看板に偽り無し」です。サポーターツアーの豊田発では、発着場所としても協力いただいていますよね。毎日のようにサポーターの
要望に応えてくれるだけで無く、作業場所である駐車場などには、「サポーターの皆さま、ご苦労様です。」、「応援横断幕作成、お疲れ様です。」等の用意をしてくれていました。
本当にありがたいことですが、気持ちがビシビシと伝わって来ますよね。この場を借りて、改めてお礼を言わせていただきます。Sさんを始め、トヨタスタジアムの社員や関係者の
みなさん、本当にいつもありがとうございます。私たちグランパスサポーターは感謝の気持ちでいっぱいです。今後も愛して止まないグランパスのため、ともにがんばりましょう!
We are Family!!
5月中旬から結果も試合内容もいま1つのグランパスですが、お得意の夏がやって来ます。怪我等で戦列を離れていた選手たちも戻って来ます。そして、心強い仲間、注目の
ケネディー選手も新加入してくれます。明らかに風向きは変わりました。メンバーもそろいました。選手を信じて、チームを信じて、みんなで名古屋グランパスを盛り上げましょう!
私たちは目標も気持ちも1つです。We are Family!!
今年の5月は長かった。熱かった。喜んだ。怒った。
5月と言えばゴールデンウイークですね。このゴールデンウイークでの連戦の結果は、長いリーグ戦前半の順位にとても大きな影響を
及ぼします。今シーズンは4月26日から5月24日までの1ヶ月で、なんと8試合が行われました。この8試合のうち、2試合で
サポーターツアーが実施されました。通常のSAツアーと違って各サポーターチームの若手が中心となり、スタジアム内外でも
受付を行い、バスの車内でも盛り上げます。アウェイに行ったことのないサポーターたちとも一緒に、一人でも多くのサポーターと一緒に
グランパスの勝利を味わうことを目的としています。今年はまず、5月2日の京都戦と24日の磐田戦で行われ、延べ400人近くの方々に
参加いただきました。ありがとうございました。京都戦の5月2日はゴールデンウイークの真っ只中であり、3月下旬から始まった高速道路の
ETC1000円化の影響で何時間かかるのはツアー主催のバス会社でさえ、「経験したことの無い状況だから想像も出来ません。」と苦笑い。
大渋滞に備えた行程とバスの交代運転手まで準備してもらって出かけました。結果ですか?世間で騒がれすぎた影響でしょうか、ほとんど
渋滞することなく、予定よりも1時間半も早くスタジアムに着いてしまいました。まぁ、その分、十二分にも休んで試合に入れましたので、
準備していったアウェイで2度目となる「旗5000本計画」の小旗も元気にゴール裏を飾りました。試合は前半終了際にダビのゴールで
あげた1点を、いつもの楢崎選手のスーパーセーブで守り抜き、1対0で勝ちました。帰りのバスが盛り上がったのは、言うまでもありません。
そして、5月2度目のサポーターツアーとなった第13節磐田戦では、二週間以上も前にグランパス側アウェイゴール裏チケットが
売り切れてしまい、最終的にはツアーのキャンセル待ちを含めて100件ほどのお断りをしなければなりませんでした。すいませんでした。
試合ですが、4月26日第7節の横浜F戦に先制されながらも吉田、小川選手のゴールで逆転して始まった今年のゴールデンウィークは、
4月29日第8節の広島戦こそ、0対0の引き分けでしたが、先述の京都戦でも勝利し、2勝1分けの無敗のままで、5月6日ACL
蔚山現代戦を迎えました。グランパスにとってゴールデンウィークは、正直言って良いイメージはありません。だから、1度も負けが
無いのは気持ち良いです。まして、この蔚山現代戦に勝てば、1試合を残して予選の1位通過が決まるのです。この貴重な一戦の
ゴールデンウィーク最後の5月6日に瑞穂陸上競技場に集まったサポーターをグランパスのゴールラッシュが待っていました。
阿部選手からの大きなサイドチェンジに巻選手が頭で落としたところへ小川選手かダイビングヘッド!ゴール裏が沸きに沸きます。
2点目は巻選手。小川選手からのお返しのアシストから確実にゴール!前半の終了直前に1点を失ったのは余分でしたが、
後半にグランパスの攻撃が更にさえました。阿部選手のフリーキックをダビ選手が頭で合わせて3点目。とどめは怪我から復帰した
玉田選手のフリーキックを巻選手が落として小川選手がゴールすみへのシュート!ゴールキーパーは一歩も動けませんでした。
4対1でゴールデンウィークの無敗とACLの予選1位通過を決めました。(パチパチパチ...)
ところがお見事なのはここまででした。ゴールデンウィーク明けからワールドカップ予選による中断期までのリーグ戦は、下位で
苦しんでいるチームとの対戦が3試合続きます。絶対に取りこぼしてはいけない3試合です。まずは、5月10日第11節の神戸戦は
主導権をとりながら、ましてや後半開始すぐに神戸のオウンゴールにより先取点までもらっていながらの2対2の引き分けでした。
一度は逆転されながら、後半のロスタイムに津田選手のゴールで追いつき、苦しみながらも手にした勝ち点「1」ですので、それはそれで
価値があります。ただ、次節第12節の大宮戦でも先制され、試合終了の残り10分にダビ選手のゴールで追いついての引き分けでした。
引き分けも1試合では負けなくて良かったとの話にもなりますが、2試合続けば勝ち点は「2」しか獲得できません。1勝1敗の
勝ち点「3」を下回るのです。まして、次節となる第13節磐田戦では、予選突破を決めたACLの北京国安戦を温存したベストメンバーで
臨みながら、いつもの様に5分間での2失点。ダビの追撃ゴールもむなしく1対2で敗れました。取りこぼしてはいけない3試合での
勝ち点は「2」のままです。勝ち点「9」を目指した3試合で、1勝2敗よりも少ない勝ち点です。せっかく、ゴールデンウィークを無敗で
乗り越えたのに意味がありません。結果的にはこの3試合で勝ち点「7」を失ってしまいました.....。
でも、暗い話題ばかりではありません。リーグ戦の合間に行われたACL北京国安戦は若手選手たちにとって貴重な経験となりました。
西村、竹内、吉田選手はトップチームとしての格の違いを見せつけ、若き選手たちはホームで負けられない北京国安を相手に
引けを取りません。得点となった花井選手のフリーキックや新川選手のシュートをはじめ、各選手の姿勢、気持ちが十分に
伝わってきました。最後は追いつかれて1対1で引き分けましたが、予選を無敗のまま突破できました。これこそ、名古屋グランパスの
ファミリーの力です。この1位突破により、6月24日に瑞穂陸上競技場で決勝トーナメント1回戦が行われます。みなさんもご存知だと
思いますが、今回のACL決勝トーナメントは決勝戦とこの決勝トーナメント1回戦のみ1試合での勝負となります。私たちグランパスは
アウェイに行く必要が無いのです。だからこそ、絶対に落とせない試合です。ホームで戦えるアドバンテージを有効に生かしましょう。
そのためには瑞穂陸上競技場にお越しください。平日の夜ではありますが、グランパスのために調整願います。私たちに出来る
最高の状態で選手と共に戦いましょう!サポーターのみなさん、1人でも多くの仲間と来て下さい。6月24日水曜日19時キックオフです。
遅れたって、後半からだって構いません。瑞穂陸上競技場でグランパスとともに戦ってください。よろしくお願いします。
喜んだり、悲しんだりした5月でしたが、6月に入りチームは再び始動しはじめました。キャンプを終え、6月20日の千葉戦から
リーグ戦も再開です。この千葉との試合後に毎年恒例となっていますスタジアム周辺の清掃活動を行います。今年も
「環境デーなごや2009」の市民・事業者エコキャンペーンの一環としての参加です。6月20日18時からの予定ですので、
試合後に瑞穂陸上競技場メイン階段前にお集まりください。天候や日没等にもよりますが、1時間未満の予定ですが、ホームスタジアム
周辺をきれいにしましょう!ぜひ、ご協力お願いします。
さて、非常につらい状況で中断期に入ってしましました。この中断期は楢崎選手と玉田選手のA代表での活躍を楽しみながら、私たちも
戦う準備をしましょう!確かに中断期への入り方は悪かったのですが、ゴールデンウイークからのこの1ヶ月のACLを含めた8試合の成績は
3勝1敗4分けでした。まずは連戦の苦しい日程の中、1敗でクリアしてくれた選手たちに感謝しましょう。欲を言えばキリがありませんが、
私たちはどうしても、もうひとつ先の階段を昇らねばならないのです。選手、スタッフのみなさん、サポーターのみんな、意識を高くして
がんばりましょう。
NEVER GIVE UP FOR THE WIN!!
歩き始めたトップワンへの道。3月は国外、国内へのいきなりの大移動がありながらも、ACLをあわせて5試合負けなしの順調なスタート。4月に入りました。今年は珍しく、3月下旬にやってきた寒波のせいで開花宣言された桜も咲くに咲かれずに満開まで日数がかかり、4月初旬に全国で行われた小中高の新入生たちの入学式に間に合いました。しかし、その後に降った雨のせいで、桜が散るのが早いこと早いこと...(苦笑)。
4月4日には関東圏で、今シーズン初のグランパスの試合が開催されました。花見客を横目に、グランパスを応援するために等々力競技場には多くのサポーターが詰めかけました。選手たちはそれらを感じてなのか反応し、サイドを崩した小川選手の高速センタリングに詰めていたマギヌン選手の頭がドンぴしゃり!弾丸スピードのボールが川崎Fのゴールに突き刺さりました。
「あまりにも見事でグランパスらしくないゴール」なんて冗談を言う間もなく、同点にされました。そうです。”得点直後の失点”をまたやってしまいました。再度失点し、1対3で今シーズンの初黒星を喫してしまいました。前半の終盤にグランパスの時間帯がありましたが、決める事は出来ませんでした。悔しい!試合後のマギヌン選手は本当に悔しそうでした。
そして、その三日後に行われましたACL第3節のニューカッスル・ジェッツ戦でもホーム瑞穂でやってはいけない悪い内容の試合をやってしまいました。アウェイゲームのためでしょうか?攻めてもこないニューカッスル・ジェッツに対してパスミスも多く、自分たちのペースにもっていけません。攻め手も見つけられず横や後ろへのパスを繰り返す一昨年前までの悪いサッカーを思い出すほどでした。試合のほとんどを支配されており、パスの精度も試合の流れも悪い中、ゴール前でのフリーキックのワンチャンスで玉田選手が直接決めてくれました。
楢崎選手のセーブと中村選手の奮闘が目立っただけで、1対3で敗れた川崎F戦よりもはるかに試合内容は悪かったです。特に若手選手たちにチャンスが与えられたのですが、まったく生かせませんでした。でも、恐れることはないさ!前を向いて行こう!!チームとして勝てない日々が続きましたが、一昨年までとは違い、みんなが何とかしようとしていました。特に楢崎選手、中村選手、玉田選手を中心としたベテラン選手の気持ちは特に伝わってきています。トップワンを見失うわけにはいきません!慌てずに自分たちの出来ることをやりましょう。
5日後のJリーグ第5節浦和戦でもチーム全体の悪い流れを変えようとサポーターも開幕戦に続いての”旗5000本計画”を行いました。しかし、チーム全体の動きは明らかに浦和のほうが良く、苦しみました。結果、ゴールを挙げることが出来ずに0対1で敗れました。
4月に入って、1度も勝っていない状態で昨年も苦しんだゴールデンウィークに入ります。しかも、今年は何度となく言われていますが、ACLの関係もあって、23日間で7試合です。これは、開幕直後よりも超過密日程なのです。すでに、疲れも見え始め、試合結果以上に内容が心配ですが、サポーター達も必死です。ゴールデンウィーク7連戦の初日、18日、第6節柏戦では名古屋から赤い旗を持ち込み、アウェイで初めて”旗5000本計画”を行いました。柏のホーム、日立台のゴール裏は非常に狭く、アウェイ側のチケットが売り切れていたこともあって、選手たちの入場時には、赤、赤、赤、赤、赤、赤、赤、赤・・・と真っ赤に染まりました。
これが選手たちのスイッチになったのか、全選手の動きが違っていました。ここ数試合は体が重そうで相手よりも動きが悪かったのですが、攻撃でも守備でも良いときの組織的な動きに戻っていました。そう、これこそ名古屋グランパス。守備から逆襲への切り替え、有効なサイドチェンジ、そしてサイドアタックと早いパスが、遅いパスが、つながります。どの選手からも勝利への執念がビンビンと伝わってきます。特に中村選手、吉村選手、山口選手の中盤が利きました。一度は追いつかれましたが、後半のロスタイムに結果となって表れました。2対1で劇的な勝利をつかみました。
このSAだよりもゴールデンウィークで締め切りが早く、あやうくチーム状況が悪いままの原稿になるところでしたが助かりました。いやいやそれどころかゴールデンウィーク明けが楽しみな程です。そう、グランパスサポーターはみんな同じだと思います。苦しいときほどみんなで一緒にがんばりましょう。私たちはファミリーです。
待ちに待ったトップワンへの道を歩き始めました。私たちの名古屋グランパス初優勝の旅は短く、濃く、そして、長く始まりまったのです。ACLの関係もあって、3月7日から二週間の短い間に公式戦が5試合と、スケジュールも濃く、特に一週目は豊田から3日後に韓国、韓国の4日後に山形、山形の3日後に瑞穂と、たった10日の間に海外の韓国と国内でも遠方の山形のアウェイゲームが続く長い距離、まさに遠征でした。しかし、この遠征に本当に多くのグランパスサポーターが駆けつけました。
特にACL韓国戦SAツアーには、キャンセル待ちを含めると140人ほどの申し込みをいただきました。チーム関係者やマスコミ等も苦労した一日に何便もない釜山への移動のため、大阪発だったり、ソウル経由だったりと、一部の方にはご苦労をかけてしまいましたが、最終的にはABCの各コースの合計は約100名!しかも、そのうちの半数近くは滞在時間が約20時間で、試合後のホテル到着が真夜中の24時近くでした。だから、真夜中の焼肉パーティー後に繰り出して、結局、ホテル代は必要無かった様な人も数名いました(自爆)。
また、帰国して2日後の夜には国内ながら遠方の山形戦SAツアーにも多くのサポーターに参加いただきました。移動時間は長かったのですが、天童に到着してから温泉街等を各自で満喫しました。私個人としましてはゆっくりと入れた温泉も良かったのですが、水車の回るソバ屋で食べたラーメン”鳥中華”が特に気に入りました。山形のNDスタジアムはJ1昇格後初のホーム開幕戦でしたので、とても熱く盛り上がっていました。しかし、寒かったぁ〜。ご存知の様に前半終了頃に降り出した雪はピッチをみるみる白に染めました。後半からはJ1リーグ初のオレンジボールが採用されましたが、天皇杯でのJリーグ初のオレンジボールの使用も岐阜県の長良川スタジアムでのグランパスでした。岐阜県に降る雪は一粒一粒が大きかったのですが、雪国の山形で降っていた雪は違って、降り積もりそうな細かいもので、大声で歌うサポーター達の目に鼻に口に次々と飛び込んできました。しかも、アウェイのグランパスサポーターサイドは風下で、とても苦しかったです(苦笑)。
さて、まずまずのスタートを切ったわれらの名古屋グランパスですが、今シーズンは何が違うのでしょうか?まず、去年と比べるには、なんと言っても3月7日の開幕ゲームとなった大分戦です。Jリーグで一番堅守と言われたこのチームに去年は何度と苦しめられました。今年は、いきなり、1点を先行されましたが、3点を取って勝ちました。そうです。ダヴィ選手です。2点を取ってくれました。”力強くゴールをこじ開けた”って、感じです。去年までは無かった2009年版グランパスのプラスの面です。この日のダヴィ選手の2点目は玉田選手とのワン・ツーで抜け出し、相手ディフェンスに体を張った後、キーパーと1対1になりましたが、実はこの時、逆サイドのゴール前に走り込んでいた小川選手が効いています。また、この試合の2点目は右サイドにいたマギヌン選手との間にハーフライン付近から飛び込んで来た中村選手が効きました。その中村選手がダイレクトでさらに中央に流して、ゴール前に飛び込んできた玉田選手がゴール!美しい連係のゴールでした。
第3節の清水戦も3対1の快勝でした。開幕の大分戦と同じく2得点を挙げたダヴィ選手の得点能力の高さ、強さ。この日の2点目は左のサイドのハーフライン辺りから、逆サイドのゴール前への玉田選手の目の覚めるようなロングパスと、そのパスを受けた小川選手。その小川選手がボールを落ち着かせ、ゴールを向きながらもパス。そのパスをゴール正面に飛び込んできた吉村選手が決めました。どのプレーも効いています。ダヴィ選手、玉田選手の様な強力なフォワードが好調で、得点を挙げることが出来ていますが、中盤の選手たちがその強力なフォワードを飛び越してゴールに向かって次から次へと飛び込んで来るのです。相手チームにとってはたまらないと思います。私たちには喜びと感動でいっぱいですけれど...。
頼りになる攻撃陣ですが、問題もあります。エンジンがかかるのが遅い様で、得点を挙げるのが遅いのです。試合を優位にすすめるのには、先取点は必要です。そして、少し心配なのは守備側です。ディフェンスの阿部選手、バキ選手、竹内選手が相次いで、怪我で出られません。しかし、そんな中もグランパスのゴールに鍵をかけているのが、日本の守護神こと楢崎選手です。開幕試合の大分戦でも二度三度のスーパーセーブ。苦しい時間帯ながら、流れも勇気ももらえます。そんな楢崎選手を中心として、ディフェンス陣に佐藤選手も加わり、一体となって、怪我の選手の回復を待ちましょう。
3月の過密日程を3勝2分けの負け無しでクリアしました。まずまずのスタートダッシュは成功と言えると思います。そう言えば、去年もゴールデンウィークの直前まで負け試合がありませんでしたね。2年連続で...いやいや、実は3月に限れば3年間負けが無いのです。しかし、まだまだシーズンを通して満足できる結果を得られていません。優勝のためには昨年、一昨年以上の4月にしたいものですね。がんばりましょう。われわれはトップワンの道を歩き始めたのですから。
ゴール前で相手ディフェンダー2人と絡み合いながらも倒れること無く、彼らをふりほどきながら、シュートが放たれました。残念ながら、
ボールはポストに当たって跳ね返りました。そこに飛び込んだ選手がゴール!プレシーズンマッチではありますが、これが2009年の
初ゴール!!そう、初ゴールにして、グランパス2009年型と言える攻撃のスタイルを見ることが出来ました。ゴールを決めた選手は、
2列目から飛び込んでゴール前に詰めていた山口選手です。そして、倒されること無く、いや、逆に相手ディフェンダーをなぎ倒しながら
シュートを打ちきったのが、大注目のフォワード、ダヴィ選手。昨年までには見られなかった得点パターンです。確かにまだまだ完全に
機能しているとは言えないかも知れませんが、玉田選手や杉本選手たちとのコンビネーションが楽しみです。その上、昨年と同様に
小川選手もマギヌン選手も攻撃に参加するのです。当然、目が離せませんね。そう、この日の2点目は右サイドバックの竹内選手の
センタリングに小川選手があわせて決まりました。こちらは去年もよく見ることのできた光景です。もちろん、今年も大丈夫!そして、
試合を通して安心感を増したのが、新加入の田中選手でした。前半は右サイドバックで、後半は左サイドバックで、際立った運動量で
完全に一体化していました。ひとつひとつのプレーがベテラン?として、光っていたのです。まさに釘付け状態のサポーターも多かった
のでは...?そして、今年もコアなサポーターたちの心を掴んで離さないのが、中村選手です。グランパスの攻守の要として、この日も
所狭しと動き回っていました。チャンスの時は鋭く、ピンチの時は体を張ってくれるのです。本当に頼りになります。守備陣も期待通りの
活躍で無得点におさえ、見所の多かったプレシーズンマッチは2対0で勝利しました。
昨年はJ1全チームの中で、アウェイゲームでの最高勝率を残したグランパスですが、今年は当然、ホームも最高勝率を記録してもらいたい
ですね。イングランド・プレミアリーグのチェルシーは昨年の10月16日にホームでリバプールに負けました。この負けによってリーグ戦ホーム
無敗記録か止まってしまったのですが、いつから続いていたと思いますか?正解は2004年2月からで、リーグ戦のホーム無敗記録が
86試合続いていたのです。5年近くもの間、ホームで負けてないなんて凄いですね。
さて、2009年のグランパスはACLへの出場もあり、厳しいスケジュールになると言われていましたが、いきなり来ましたねぇ〜(苦笑)。
ホームからではありますが、J1リーグ開幕の3月7日(土)の直後に移動して、10日(火)には韓国で蔚山現代とのACLのグループ予選を戦い、
同じ週の14日(土)には山形県でモンテディオ山形とJ1リーグを戦い、17日(火)には瑞穂でACLの北京国安と戦います。選手も大変ですが、
サポーターも同様です。ACLでの韓国遠征と同じ週に今シーズンのJ1リーグで一番遠方と思われる山形県遠征が続きます。このSAだよりが
読まれている頃には韓国遠征も終わっているのですが、この韓国へのSAツアーは昨年末の優勝のかかった大分戦ツアー以上の賑わい
でした。飛行機の都合で、何十人のキャンセル待ちの方が見えましたが、100人近くの方々に参加いただきました。中でも、半数以上の方が、
ほとんど日帰りとなる準弾丸コースでしたし、グランパスサポーターの意気込みと期待の高さを感じました。
さて、私こと関谷が自由に書かせてもらっていますこのSAだよりですが、最近字が小さくなったと良く言われます。私がいただいている
ページは、基本的に1ページです。昨年の終盤戦の様にチームが盛り上がってくると、ついつい熱く、思い入れも多くなり、原稿の量が
多くなります。1ページに収めるためには、当然、文字が小さくなってしまうのです(汗。編集長、ごめんなさい〜)。今シーズンは昨年以上の
成績を望んでしまいますし、好結果を本当の力とするためには、好成績を今年も来年も続けなければなりません。始まったばかりの
今シーズンですが、熱く熱く盛り上がって、ますますSAだよりの文字が小さくなる様な、そんな一年であることを心から望みます。名古屋
グランパスに関するみなさん、今シーズンはチームの歴史にとっても本当に大切な一年になるはずです。お互いに意識を高めあって、
一緒に勝ち続けましょう!グランパスファミリーの力でがんばりましょう!!
名古屋グランパスエイトの初代監督の平木さんがお亡くなりになりました。64年の東京オリンピックの時は日本代表のキャプテンとして、
56年のメルボルンオリンピック以降2大会目の出場をされ、メキシコオリンピックでは日本代表のコーチとして銅メダル獲得に貢献されました。
数々の功績から05年には日本サッカー殿堂入りを果たしました。そんな日本サッカー界にとっても偉大な功績を残された平木さんは
グランパスの監督一年目に10チーム中8位だった責任をとって辞任されました。チームの責任をとる形で辞任する監督はたくさんみえますが、
平木さんは「名古屋を強くしたい。」との一心でクラブ内に残り、スカウト等としてグランパスのために常に全力を注がれました。本当に
グランパス愛にあふれた方でした。今シーズンこそグランパスの歴史を変え、初優勝を報告したいと思います。
故平木隆三さんのご冥福を心からお祈りいたします。
さて、先月号ではリーグ戦について書きましたが、今月はナビスコカップと天皇杯で印象深かった選手にふれてみましょう。まず、攻撃陣では
巻選手と津田選手です。巻選手はゴール前での攻撃の組み立てを中心にナビスコカップだけでなくリーグ戦でも決定力を見せてくれました。
津田選手はサイドのポジションでの起用が多かったのですが、試合の流れを変えたり、ゴールで結果を出したりと同じく勝利に貢献してくれました。
次に中盤の選手ではやはり、花井選手でしょう。途中出場ながらも試合の流れやプレー中であっても局面を変える事の出来るパスの数々。
ピクシーからの信頼も厚く、フリーキックやコーナーキック等も任されていましたね。しかも、彼のプレーからはゴールへの意識も強く感じました。
今シーズンはきっと出場時間も増えると思いますので楽しみです。そして、守備陣の中ではゴールキーパーの西村選手です。試合後に彼はいつも
「今日もすいません。」と言っていた気がしますが、ナビスコカップでの彼の活躍はMVPに値すると思います。グランパスの悪いクセのひとつの
早い時間帯の失点を何度も防いでくれました。ゴール前の飛び出しや1対1のピンチをクリアして、相手に傾きそうな試合の流れを幾度となく
止めてくれました。彼が中心となって失点を防いでいてくれたから若い攻撃陣も落ち着いて、安心して結果を残すことが出来たのです。若い
フォワードを育てながら、チームも1位で予選突破ができたのです。細かい課題は本人が一番わかっていると思いますので、それらをクリアして
今年の飛躍も期待しています。
1月末になってやっとチームが始動し、ニュースや記事で選手たちの姿を見ることが出来るようになりました。シーズン中は毎週のように
会っているサポーターたちにも多くの話題が入ってきて盛り上がります。話題の中心は、まず新戦力です。昨年のシーズン終盤の得点力不足
解消のため、ヨンセン選手を放出してまで、獲得したダビィ選手には大注目です。降格してしまったチームに在籍しながら孤軍奮闘し、得点を
重ねました。グランパスとの対戦でも何度もゴールを脅かされました。そんな心強いフォワードにパスを供給するのが田中選手です。26歳の
若さにして、すでにリーグ戦194試合出場という経験豊富な右サイドのスペシャリストで、ユース時代から在籍したチームから心機一転の
決断です。そして、プロの世界に新加入の橋本、平木、松尾、磯村、久場、田口選手6人の若い選手たちも注目です。各選手のプロフィール等は
この月刊グランの本誌の中で紹介されていると思いますが、学生でありながらも実績も経験も十分なグランパスの若い血です。即戦力との
呼び名も高く、グランパスの血行は更に良くなる事でしょう。当然、昨シーズンに優勝を争った不動のレギュラー選手たちが君臨していますし、
先述しました昨年のナビスコカップや天皇杯でも活躍した選手たちも虎視眈々と出場の機会を狙っています。本当に楽しみですよね。
4日から15日の指宿キャンプでの情報も入って来ています。あーあ、早くグランパスを感じたくて仕方がありません。まずは、2月22日の
プレシーズンマッチ、そして、3月7日の開幕戦と...あと少し、あと少しの我慢です。みなさん、気持ちを高めて臨みましょう。
さて、その3月7日の開幕戦で、このSAだよりや各スタジアム等でご案内しました”旗5000本計画”が行われます。昨年の9月下旬のお願い、
10月から1月までの作成作業等、本当に多くの方々にご協力をいただきました。各スタジアムでのグランパスサポーターのみなさんには、
資金的にご理解とご協力を、クラブ関係者やマスコミの方々には告知協力等をしてもらいました。そして、何日にもわたって作業場所等を
提供いただきましたトヨタスタジアムの関係者の方々、そして、何よりも毎週、毎日の様にトヨタスタジアムに集まって、旗の作成を
してくれたサポーターのみなさん、本当にありがとうございました。まるで”お百度参り”でもしている様に一心にミシンを踏み続けているゴール裏
コアサポーターたちの姿を選手の皆さんにも見てほしかったですが、これだけ多くの人たちの、これだけ多くの想いは必ず伝わると思います。
ぜひ、開幕戦の試合前をお楽しみに!
さぁ、本当にあと少しの我慢です。準備はいいですか?グランパスファミリーを強く信じてください。心の底から強く思ってください。
名古屋グランパスは優勝する!!
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。(メールや賀状での私の挨拶は毎年毎年「今年こそよろしく」でしたが、
やっと「今年もよろしく」が言えました。苦笑)今年の元旦は多くのグランパスサポーターのみなさんと
国立で幸せな新年の挨拶が出来ましたよね。本当に昨シーズンは最初から最後まで幸せな一年でした。
その幸せな一年を振り返りながら、更なる目標を確認しましょう!
一昨年の秋、記者会見前のピクシーと面談することが出来ました。引退後も来日のたび、
顔を見合わせることはあっても、ゆっくりと話せるのは彼の現役のころ以来でした。
「とにかく、名古屋のスタイルをつくってほしい。」、「常に優勝争いをできるチームにしてほしい。」、
「当然、優勝したい。」と、再会の喜びも他に、次から次へとお願いを並べてしまいました。
ピクシーは、「サポーターを楽しませるサッカーを見せる。」、「当然、強いチームをつくって優勝する。」と
力強く握り返してきました。実はピクシーと私は早生まれのために生まれ年は違いますが、同じ学年なのです。
そう、同級生でありながら、方や名実ともの世界のスーパースター、方や...。(比べるのも
恥ずかしいですね。失礼しました。)幸せなことに10年以上の付き合いになりますが、皆さんと同じく、
魅せられっぱなしです。そう、そんなプライベートな面談の後の記者会見であの名言が生まれました。
「ピクシーがやるといったらやります。」惨敗だった前年とほとんど変わってないメンバーで何が出来るのか?
それどころかピクシーには恥をかかせる訳にはいきません。だから、「やると言ったらやる。」と、言われても
正直言って、期待よりも心配のほうが大きかったのです。「ピクシー、ごめんなさい。本当に恥ずかしい限りです。」
開幕直前、2月24日のプレシーズンマッチで良いところなく、PKでなんとかJ2の岐阜FCを
破ったわれらのグランパスでしたが、一週間後のJ1リーグ開幕戦で、いきなり魅せてくれました。
不運にも結果は引き分けでしたが、人もボールもピッチを自由に動き回り、サイドから、中盤から、
前線からと、京都のゴールに襲いかかりました。本当に驚きました。私たちは忘れていたのです。
”グランパスには妖精がいることを”。第3節ホーム大分戦では、玉田選手のアクロバティックな
カンフーキックでゴール!第4節アウェイ大宮戦、第7節ホーム千葉戦は先制されながらも攻め続けて、
力の違いを見せつけることができた逆転勝利です。開幕から7試合負けなしで首位のグランパスでしたが、
不思議なことに第8節の東京Vには全く良いところなく、0−2で負けてしまいました。東京は
降格チームですから、痛い一敗です。しかも、そこからチームは3連敗。きっとサッカーの神様からの
試練でしょう。約1ヶ月半の中断をはさんで臨んだ第14節ホームの鹿島戦では18000人以上の
サポーターの前でやってはいけない0−4の完敗。第17節のアウェイ磐田戦では、早々と小川選手が
先取点をとって主導権を握りながらも、後半開始直後のたった4分間に2点を続けて失点し敗れました。
これは第2の試練なのでしょうか?第21節のアウェイ神戸戦で、後半ロスタイムにこの日2点目の
小川選手の魂ゴールで勝ちました。前節も敗れており、連敗が許されない状況で、且つ、最後の最後まで
チャンスをつぶし続けており、例年なら良くても引き分けの試合でした。「NEVER GIVE UP
FOR THE WIN」妖精の声が試練をかき消します。そして、迎えた第22節の8月23日は
歴史的な一日でしたね。Jリーグ開幕以来、公式戦21連敗中の鬼門カシマスタジアムでの初勝利。
再び連勝街道が始まりました。5連勝で迎えた第26節は降格争いの渦中にある千葉が相手でした。
後のない手負いの千葉の猛攻を受けながらも、小川のロングシュートで先制です。ところが驚く事に後半の
開始早々の2分間で2失点をしてしまい、痛い取りこぼしでした。そして、この千葉戦のたった2分間の
逆転負け以降、約2ヶ月間、試合にして6試合、勝つことが出来ませんでした。特に、この連敗中の
第31節アウェイ柏戦は常に試合を支配して1−0とリードしながら、またも後半の2分間に
2失点してしまい痛い痛い逆転負けでした。この2ヶ月間未勝利の大試練の中、“妖精の力”としか
説明のしようがないのですが、チームは、首位争いを続けていました。混戦と言われていた
首位争いですから、2ヶ月間勝てなくて、なぜ順位が落ちなかったのか、今考えても不思議です。
説明できません(苦笑)。残り試合数から言って後のない第32節アウェイ京都戦は500人近くの
サポーターツアーで乗り込んだ事もあってか、アウェイのゴール裏は真っ赤に染まりました。西京極の
ゴール裏完全ジャックは初めてです。そのサポーターたちの後押しも効いたはずです。後半のロスタイムに、
今シーズン限りで退団の決まっているヨンセン選手のPKで優勝争いに踏みとどまりました。
次戦ホーム最終戦となる第33節札幌戦でも、今シーズン瑞穂陸上競技場の最高の約2万人の前で
攻め続けました。それらのチャンスを逃しているうちに、2−0から1点取られて、2−1となりましたが、
前節の決勝点をあげたヨンセンと同様に今シーズン限りで退団の決まっている米山選手の無回転
スーパーゴール!相手の壁を越えてから急降下し、今まで見た事のない驚きの弾道でした。そして、
これらを演出したのが”妖精”です。得点の欲しい時でしたが、ヨンセン選手に代えて米山選手が
選ばれた事、1点目をフリーキックで決めた小川選手でなく、その米山選手が蹴った事、そのキックが
スーパーゴールになって決まった事。”妖精の力”でなければ、説明できません。その”妖精の力”に
選手たちのがんばりとサポーターたちの後押し、そして、ヨンセン選手と米山選手の惜別の気持ちが加わり、
われわれファミリーはグランパス史上初の優勝争いのまま最終戦を迎えることが出来ました。そう、
決戦の日、大分に向ったサポーターたちは陸地はもとより、空からも海からも集合しました。
12月6日、第34節アウェイ大分戦は朝から市内でも雪がちらつく寒い日となりました。高速道路は
一部通行止めとなったり、名古屋の中部国際空港セントレアからは整備トラブルで飛行機が2時間程
遅れたり、波乱を予感させる条件はそろいました。九石ドームでの約2500人のサポーターは、
声をからして戦いました。瑞穂陸上競技場では、約4300人のサポーターがパブリックビューイングで
選手を激励しました。都合により、それぞれの自宅や会社にいたサポーターたちは気持ちを九州に
飛ばして後押ししました。結局、試合は引き分けてしまい、勝つことが出来なかった時点で優勝は
ありません。本当に残念ですが、自分たちが積み上げてきた勝ち点が足りなかったのです。自分たちの
責任です。でも、誰の顔を見てもすがすがしくも感じてしまったのは私だけでしょうか。きっと
勝てなかった悔しさよりも、ピクシーグランパスへの満足度、来期への期待感の方が大きいからだと
思います。あっ、ページの都合もありますので、カップ戦、天皇杯の回顧はまたの機会にさせていただきます。
(誰だ?シーズンオフの来月はネタに困るだろうから・・・って言ってるのは?)
しかし、本当に“妖精の力”はすごいですね。でも、優勝は出来ていないわけですから、
反省もしなければなりません。メンバーが一昨年とほとんど変わっていないのにこれだけ魅せて、
結果を残せるのですから、集中すること、メンタルな面を鍛えることは重要な要素です。当然ながら、
機械ではなく人間がプレーするわけですから。昨シーズンの過ちは一度負けるとズルズルと連敗してしまう事、
1点を取られると切り替えられずにすぐに失点を続けてしまう事です。これらはやはりメンタル面を
鍛える必要がありますと思います。だから、どの選手もサポーターも口に出して言うことが必要です。
私たちには立派な合言葉がありますよね。
「NEVER GIVE UP FOR THE WIN」
さぁ、気持ちをひとつにグランパスファミリーみなさん、今年”も”よろしくお願いいたします。
最後にここ数年のグランパスの苦しい時代を支えてくれたヨンセン選手、藤田選手、米山選手、三木選手、
大森選手をはじめ退団することになってしまった選手のみなさん、名古屋のサポーターたちは、
本当に感謝しています。ありがとうございました。