FROM S.A.

2009年      2008年      2007年

2008年 1月〜12月

月刊グラン12月号より

サポーターの中でも意見が別れました。
残り試合が少なくなり、選手達へのメッセージ幕の作成現場での話です。首位争いも最終コーナーを過ぎ、最後の直線に入ろうかとしています。
なかなか勝てないチームに、なかなか得点出来ない選手達にどんなメッセージを送れば良いのでしょうか?「気楽に楽しみましょう!」とするリラックス派と、
「あと一歩だから、死に物狂いでがんばろう!」と言ったあおり派と二手の意見です。みなさんはどちらですか?あくまで私個人の意見ですが、
私はリラックス派です。優勝を意識しすぎず、せっかくの首位争いを楽しんで、リラックスして本来の力を発揮して欲しいからです。でも、あおり派の
せっかくのチャンスだからこそ選手達を鼓舞し、壁を乗り越えて欲しいと言う気持ちもわかります。当然ですが、どちらも正解、どちらも必要だと思います。
グランパスを応援する想い、優勝したい気持ちは同じですよね。

先月号のこの『SAだより』でお願いしましたが、「スタジアム旗5000本計画」が10月から本格的に始まりました。優勝争いの真っ只中に行われている
来シーズン以降のための、来シーズンの開幕戦を目指した企画です。またの機会に触れますが、主旨を理解いただき費用的な協力をいただきましたみなさん、
実務的にスタジアムで旗を作ってくれてますみなさん、活動環境等を協力いただいていますみなさん、本当にありがとうございます。おかげさまで費用的には
メドがたましたが、3日間で約1200本ほどの旗作りの実務は、まだまだ来年の2月までかかりそうです。お子さんとご両親とおばあさんの家族総出で
協力いただいていますサポーターや毎回京都から作業のためだけに来てくれてる親子サポーターを始め、女の子同士や一人でも毎回来てくれる男子サポーターなど...。
常時50人ほどの方々にご協力をいただいております。本当に頭が下がります。しかし、5000本の旗を作るのですから、布だけでも50m*122cmの黄色15本と
50m*122cmの赤色25本が必要です。工程としてはこの布を旗の大きさ(80cm*60cm)に切る作業、切られた布の四方をロックミシンでまつり縫う作業、
アイロンかけと棒をさすために袋状に縫う作業、長い棒を支柱の長さに切る作業、そして、棒を布にさして止める作業と、現在は大きく5つの作業が行われてます。
これらを工場長ことH君と5つの作業工程の各グループリーダの指示の下、みんなで責任を持ってやってくれてます。日ごろゴール裏で唄って、跳んで、拍手して
常に戦っているコアなサポーターたちが、ミシンやアイロンをかけている姿は想像できませんでした。でも、みんな手際よく作業をこなしています。しかも、試合中の
サポートのように 、一心不乱です。みんなの一生懸命が伝わってきます。

「スタジアム旗5000本計画」とともにスタジアム等でみなさんにご協力をお願いしたのが、11月23日京都戦のサポーターツアーです。毎年恒例となりつつある
サポーターツアーも試合日程の都合もあって、今シーズンは優勝争いの真っ只中に行われることになりました。しかも、トヨタスタジアムさんのご厚意もあって、
豊田発もトヨタスタジアムで発着可能となりました。400人ほどのサポーター一同が一緒になって西京極に向かい、アウェイのゴール裏を真っ赤に染めて
選手を後押しします。また、9月の5連勝のころから問い合わせの続いた最終節12月6日の大分戦のSAツアーも2つのパターンで”Xデー”を待っています。
今シーズンの終盤戦は天皇杯もあり、11月下旬まではゆっくりと進みます。まずは天皇杯4回戦、5回戦を勝って、12月の準々決勝に駒を進めましょう。
そして、11月下旬から一気に運命の3試合。本当にあと3試合だけです。11月30日第33節、ホーム最終戦となる札幌戦は、1ヶ月以上も前から全席完売となりました。
期待も注目も今シーズン一番です。

ところが、10月25日の磐田戦で問題は発生しました。なんと10日以上も前から、入場のための場所取りが始まったのです。一週間前の横浜FM戦でさえ、
終わっていません。「試合前日15時以前のシート貼り禁止」のクラブのルールにのっとって、前日前までに80枚程のシートが撤去されました。最終戦は
瑞穂陸上競技場です。町中ですし、道路にシートを貼ってはスタジアム周辺の方々や名古屋市に迷惑をかけてしまいます。私たちは首位争いをしているチームです。
優勝にふさわしいサポーターである必要があります。節度ある対応をお願いします。チームもサポーターもJリーグで一番になりましょう!!

9月の中旬の千葉戦から、浦和、東京V、横浜、磐田と5試合勝ちゲームがありません。5試合で手にした勝ち点は「4」。5試合で1勝3敗1引分した場合と同じです。
まれにみる大混戦と言われる首位争いの終盤で、3〜4敗したような成績でも2位を確保できているのです。普通に考えるとありえない話ですよね。でも、
そのありえない話が不思議でなくあってしまうのが、今年のグランパスです。仲間を信じてますか?妖精を信じますか?

泣いても(嬉し泣きです。)、笑ってもあと3試合。心の底から泣きましょう!悔いなく笑いましょう!
さぁ、泣いても(当然、嬉し泣きです。)、笑ってもあと3試合。心を込めて、名古屋グランパス!!


月刊グラン11月号より

リーグ戦で首位に立ったわれらのピクシー・グランパス。ナビスコカップの初制覇というもうひとつの夢に挑みました。
準決勝進出は4年ぶりながら、Jリーグ創立から6回を数え、今回が7回目の常連チームなのです。しかも、一度も決勝には
進めていないという、不思議な不思議な準決勝の常連です(苦笑)。相手は今季6月下旬から公式戦で10試合以上負けのない
大分。J1の18チームの中、失点の少なさはダントツです。
9月3日、ホームでの第一戦が行われました。攻める名古屋に守る大分、予想通りの展開です。グランパスは幾度となく
大分ゴールを攻めましたが、なかなかゴールを奪えません。でも、ホームで負けられません。みんなの熱い思いを乗せた
ヨンセン選手のゴールが決まりました。が、直後に同点とされ、1対1で終えることになりました。
準決勝の第2戦は9月7日。大分県での日曜日のナイターという、過酷なスケジュールでしたが、100人近くのサポーターが
一緒に戦いました。勝った方が決勝進出ですが、引き分けた場合、0対0なら大分の勝ち、1対1なら延長戦、2対2以上なら
グランパスの勝ち。グランパスは1点以上取ることが絶対条件でした。結果は0対1で敗戦。決勝進出への道は途絶えて
しまいました。本当に残念ではありますが、1点以上が奪えなかったからには仕方ありません。何が足りなかったのか?
選手もクラブもサポーターも考えなければなりません。そして、その足りなかったものを補って、必ずリーグ戦に生かしましょう。

 さて、リーグ戦です。9月13日の第24節・ガンバ大阪戦と20日の第25節・新潟戦はともに対戦成績が負け越している相手でしたが、
連勝しました。リーグ戦5連勝となり、首位を守りました。ところが、23日の第26節・千葉戦に落とし穴が待っていました。
対戦成績が大きく勝ち越しているお得意さまで、今季も自動降格圏内で苦しんでいる相手でした。ところが、千葉の必死さを
思い知らされる結果に。連勝は止まり、得失点差で大分に首位を奪われました。それでも、翌節に大分が破れ、首位に返り咲きました。

そして、9月28日、第27節・浦和との首位決戦を迎えました。瑞穂陸上競技場バックスタンドのホーム・グランパス側の
入り口から始まったサポーターの列は、メーン側の山崎川沿いへと続き、球技場直前の道路の橋で折り返し、
そこからバックスタンドのアウェイ・浦和側の入り口直前まで戻り、再び折り返しました。カテゴリー4がブロック指定席に
なったこともありますが、Jリーグが始まった当時ですらなかった大行列です。わかりづらい表現で申し訳ありませんが、
状況は伝わったでしょうか(苦笑)?これまでは注目度が高い試合の時でも入場するまで40分ほどでしたが、今回はその倍以上の
約1時間40分かかりました。瑞穂陸上競技場の収容人数は変わっていません。何がかわったのでしょうか?私はサポーターの
気持ちだと思います。優勝争い、浦和戦など、要因はいろいろありますが、意識が変わってきているのは間違いありません。
これだけ多くのサポーターたちが、しかも開場の2時間以上前に並んでくれました。本当に嬉しかったです。みんなの気持ちが
ビンビンと伝わってきて、列の端から端まで何度も何度も往復し、気持ちを充電しました。この様子を選手たちに直接見せたかったです。
必ず、伝わるものがあったと思います。

試合は、前半はもどかしい展開でした。しかし、ハーフタイムの監督のゲキに選手は応えました。後半、プレーが変わりました。
今期Jリーグ戦初先発の巻選手が技ありのヘディング・シュートを決めました。その後も闘志あるプレーが続きました。
1対1でしたが、戦う気持ちが伝わりました。大丈夫。心配ありません。10月、11月は下位チームとの対戦が多くあります。
千葉戦の敗戦で、必死に戦う気持ちの大切さを学びました。“NEVER GIVE UP”の精神で首位争いを続けましょう。
残り2ヶ月間は、今年はもちろん、来年以降の大きな財産になること間違いありません。混戦の首位争いは苦しいですか?
いやいや、充実感がありますよね。さぁ、グランパスファミリーの力を信じて、楽しみましょう!!


月刊グラン10月号より

早くは4月上旬、まだゴールデンウィークよりも前から、問い合わせは始まりました。SAツアーへの問い合わせや参加状況は、
テレビやラジオで言われる視聴率の様なもので、その時その時のチームへの期待やサポーターたちの注目度と正比例しています。
そう、今年のアウェイ、カシマスタジアムでの鹿島戦ツアーは、シーズンを通しても後半戦の試合なのに前半戦のホーム瑞穂での対決にも
負けないくらい盛り上がっていました。鹿島戦ツアーの募集開始は7月からだったのですが、6月中旬になぜか申し込みメールが届きました。
まだ募集開始をしていませんでしたので驚いたのですが、ホームページからSAツアーに応募する形式に合わせてワープロ打ちされていて、
直接メールされていたのでした。(しかも、オプションの申し込み付きで...苦笑)
その鹿島戦ツアーの募集が始まり、4〜5年ぶりの懐かしい顔ぶれも多く、嬉しかったのですが、7月下旬には満席になってしまい、
追加のバスを探しました。しかし、これが8月の土日は全国的にも子供会や部活の合宿などのイベントで予約がいっぱいのため、
8月も中旬に入る頃になってやっと2台のバスを確保できたのでした。一部の人達には補助席で我慢してもらってまでのすし詰め状態で
鹿島に向かいました。本当に注目度の高さやグランパスサポーターの熱い想いを感じました。

8月だと言うのに相変わらず涼しいカシマスタジアムは、今回も雨の降り出しそうなどんよりとした空が迎えてくれました。
23回目(実はプレシーズンマッチを含めると22連敗なのです。)のカシマスタジアムは、いつもと同じものでした。しかし、戦ってくれている
選手達のメンバーは変わっているとは言え、引き分けすらない公式戦21連敗なのです。15年に渡ってはいますが、勝ち点にして
63点の差になりますよね。本当に恐ろしいです。
試合は開始間もなく失点し、しばらくは鹿島のペースが続きました。しかし、ピクシーグランパスを知ってしまった私たちに不安はありません。
選手たちもサポーターたちもみんなに自信があるのがすぐにわかりました。ナビスコカップを含めて30試合程戦っています。結果があります。
続けられている事実があります。出ました!代表として北京オリンピックで戦った吉田選手のJ初ゴールが決まりました。玉田選手の
フリーキックから世代を越えた日本代表のホットラインでの得点です。前半だけで15本のシュート放った鹿島でしたが、途中から完全に
名古屋のペースに変わったと感じたのは、私だけではないと思います。後半に入り、玉田選手のドリブルで得たペナリティキックをヨンセン選手が
決めて、ついに逆転です。個人的にはここからが特に嬉しかったのですが、前半から効果的だった中村、吉村選手のコンビネーションによる
絶妙なプレスが更に効き始めました。ピクシー監督は山口、米山、バヤリッツァ選手と守備的な選手を送り込み、ゴールに鍵をかけました。
チーム全体で守りに撤しました。そう、その鍵の門番は、日本の守護神、楢崎選手です。カシマスタジアムの魔物と言えども、さすがに
手も足も出ません。だから、守りにいって守り抜いた事に価値があると思います。監督の意志がチーム全体に浸透している証拠ですし、
事実、危なげなくあっさりと勝ちました。そうです。大きな大きな“たかが勝ち点3”を手にしました。

今回の鹿島戦ツアーの参加者の内、3割強の方は、「初めてのカシマスタジアムだけど、今年こそは勝ちそうだから来た。」との話でした。
今年のグランパスを見て、ピクシーグランパスを感じて、「今年こそは勝ちそうだ!」と思わせる試合が出来ていたと言う事です。そもそも、
あまり成績の良くない夏のグランパスですが、ピクシーグランパスの今年は違います。8月の「今年こそは勝ちそうだ!」と感じられる試合を
振り返ってみましょう。第20節のFC東京戦は楢崎選手の独り舞台でした。スーパーセーブの連発で、最小失点の「1」で助かっていたのですが、
得点をあげられなければ、勝てません。ホームゲームだったのですが、0対1で負けました。しかし、上位チームが総崩れしたため、
順位は3位のままでした。第21節の神戸戦は玉田、小川選手の見事な連係で先取点をあげましたが、残り10分で追い付かれてしまいました。
その後、決定的なチャンスを逃してしまい、去年までなら引き分けだけど...、ピクシー監督の“NEVER GIVE UP”精神は選手達に
浸透していました。ロスタイムの残り1分に小川選手が技術の、そして魂のゴール!!最高の盛り上がりを見せて、第22節の鹿島戦を
迎える事が出来ました。そうです。ここで鹿島を撃破です。神戸戦に続いての連勝は開幕の6連勝以来です。この連勝で再びエンジンが
かかってきました。そう、第23節の清水戦は二度引き離されても追いつき、最後は玉田選手のこの日2得点目となる芸術的フリーキックで
勝ちました。苦手の夏に4ヶ月ぶりの首位にたちました。このところ、さすがの日本代表楢崎選手、玉田選手の活躍は目立ちますが、
中村選手、吉村選手を始め、チーム全体として各役割を意識しての統一感、グランパスファミリーとしての一体感が伝わってきます。
各選手のがんばりのおかげで、9月中旬までの中断期の間中、ずーっと首位でいられます。この中断期に行われるナビスコカップ準決勝でも、
良い緊張感の中で試合が経験出来ます。きっと7回目にして、初の決勝進出を果たしている事でしょう。また、別の機会にでもふれてみたいと
思いますが、日本一のU−15をはじめ、各世代での全国大会出場等、日本中でグランパスの名前を聞く事が出来ました。本当におめでとう。
そして、ありがとう。グランパスファミリーの輪がますます大きく、太くなってきています。

“止まない雨はない”
20試合以上も、そして、15年以上一度も止まった事が無かったのである。いつ、連敗が止まってもおかしく無かったのに、去年でも来年でも
いいのに、それがなぜ今年なんだろう?
偶然?!
歴史が動いた!!


月刊グラン9月号より

 約1ヶ月半の中断期を終え、6月28日のリーグ戦再開の第14節鹿島戦については先月号でも述べましたのでサラリと流して、
第15節新潟戦は先月号でも述べていませんがサラリと流して...いやいや連敗と言う事実は流せませんよね。しかも、決勝点は
ディフェンスに当たってコースが変わったアンラッキーもありましたが、2失点ともゴール前での相手へのプレッシャーが足りませんでした。

2連敗で迎えた第16節柏戦は本当に負けられない、連敗を止めなくてはならない大切な試合でした。しかし、中断期にフランサが
ケガから復帰し、絶好調の柏は試合早々から立て続けにグランパスのゴールを襲いました。でも、そこには“日本の守護神”楢崎選手が
立ちはだかっています。両チームともコンパクトながら速攻やサイド攻撃を繰り返し、攻守の切り替えが早くおもしろい試合となりました。
おもしろいと言い切れたのは、当然勝てていたからなんですが...(爆)。玉田選手、小川選手、マギヌン選手とパスがつながり、
ヨンセン選手の技ありのゴールが決まりました。そうです。この流れる様なパスワークはグランパスの生命線のひとつです。2連敗中は
マギヌン選手が出場出来ませんでした。試合前にゴール裏まで頭を下げに来てくれたマギヌン選手にサポーターは、「マギヌン、お前は
俺たちの大切な家族だ」と、ポルトガル語の横断幕でこたえました。彼は「きちんと読めたよ。本当に感謝している。ありがとう!」と
復帰戦でいきなりの決勝点のアシストで一発回答、1対0で勝ちました。

次節第17節の磐田戦は平日木曜日の夜開催にもかかわらず、ヤマハスタジアムのゴール裏は真っ赤に染まりました。試合開始4分、
磐田のディフェンス同士の連携ミスをついて、小川選手のゴール!真夏の週2試合の苦しいスケジュールの中、早々の先取点です。
しかし、グランパスの流れの中、追加点が奪えず、逆に後半開始4分までの2分間で2点を取られてしまいました。この2失点も
守備の連携ミスで、ゴール前での相手へのチェックが甘く、今シーズンに何度も決められているお得意の失点のパターンでした。そんな、
悪くなった流れの中、期待の新人、グランパスユース出身の花井選手がJリーグ初出場して、大物ぶりの片鱗を見せてくれました。
徐々にペースを挽回し、試合の残り時間も5分ほどになったとき、ペナリティエリアで巻選手が引っ張られて倒されました。なんと、審判は
ノーホイッスル!!確かにユニフォームが引っ張られていましたが、いつもの疑問判定です。その後しばらくして驚いたのですが、
相手ゴールキーパーの川口選手がグランド内からカフェオレのペットボトルを拾い上げ、グランパスのゴール裏に持ってきました。
そうです、グランドに投げ込まれたのでした。最上階辺りからだとか、見たことの無い人たちだったとか、いろいろといわれています。確かに
試合中に常に大声で声をからしているサポーターたちにとって、水やお茶以外の、しかも喉の乾くカフェオレを飲んでいるとは考えにくいとも
思いますが、名古屋側のゴール裏から投げ込まれたのは事実です。これに対し、名古屋の中心サポーター達は悩みました。そして、
21日の大宮戦の試合前に集合してもらう事をホームページで呼びかけたところ、約130人のサポーターが集まって話し合いました。
ピッチ上の選手たちも ルールに従って試合をしています。私たちグランパスサポーターもルールに従うことを誓い合いました。

前節の磐田戦で守備の不徹底から2分間に2失点して敗れたこともあり、守備練習を徹底して臨んだ第18節の大宮戦は通常の
勝利だけでなく無失点にこだわりを感じたゲームとなりました。相手チームにボールがわたるとほとんどの場合、全選手がグランパスサイドまで、
一旦引き上げ、全体で守備をしてから攻撃に転じており、とてもコンパクトな状態が保てていました。守備も全員で、攻撃も全員で、
組織的に統制されており、玉田選手、小川選手と渡った後、ゴール前に飛び込んできた吉村選手のミドルシュートが見事に決まりました。
特に小川選手の視野の広さと吉村選手のシュート力が大宮のゴールの鍵を完全にこじ開けました。その後、コーナーキックの競り合いから
マギヌン選手のヘディングシュートが決まり、そのボールをユニフォームのお腹の中に入れてのカニダンスの妊婦バージョン。これは、8月に赤ちゃんの
生まれるマギヌン選手の喜びの舞いでした。(リーグ戦再開以降、一試合に1点しか取れずに苦しい試合が続いている中、やっと取れた2点目
だったので、2本の指を立ててハサミを作って、「2点目!、2点目!」と喜んでいるように見えたのは私だけでしたでしょうか?)後半に入り、
玉田選手のセンターリングに小川選手のスルーでフリーになったヨンセン選手が難なく決めて3点目。途中出場ながら、ホーム初見惨となった
花井選手のヘディングを受けた杉本選手がキーパーに競り勝って4点目。無失点にこだわった試合で、4対0の快勝となりました。(マギヌン選手は
左右の手でハサミをつくっていましたので、「2点と2点で、計4点!」と予告していたのかも知れませんね。)

第19節は新外国人のジュニオール選手が加入して、さらに攻撃力に磨きのかかった好調の川崎とのアウェイのゲームです。前節の大宮戦から、
リーグ戦も折り返し後半戦に入っており、この川崎にはホームで負けていますので、勝ちにいきました。前半、速攻からマギヌン選手の
目の覚める様なシュートが決まり、さい先良くリードです。(去年まで所属していた川崎サポーターたちへの配慮で、カニダンスは封印されて
いましたので、2点目が見られませんでした。)後半になって怒涛の攻撃を受けましたが、楢崎選手を中心に守ってくれました。しかし、
体を張った楢崎選手のセービング後のボールに ジュニオール選手の飛込みが一瞬早く、同点になってしまいました。全選手のがんばりで
再び名古屋のペースに戻して、川崎のゴールに 迫りましたが、1対1の引き分けで試合は終わりました。J屈指の攻撃力を誇る川崎を土俵際まで
追い込んでの引き分けでしたので、 サポーターたちも手にした勝ち点1に一応の満足です。

さて、今月号の月刊グランの発売日の関係で触れられませんが、ナビスコカップの準々決勝は決着がついてますよね。アウェイで1対0で
勝っていますので、優位には違いありません。年初から空けてある9月のスケジュールも11月のスケジュールもやっと埋まりそうですね。
グランパスはベスト4の準決勝までは何度もきてますので、初優勝のためには今度こそ準決勝を勝たなければなりません。そして、この8月には
北京オリンピックがあり、秋からはワールドカップの最終予選が始まります。オリンピックでは吉田選手がメンバーに入ってくれました。最終予選の
日本代表候補には楢崎選手、玉田選手の常連組に小川選手、阿部選手が初選出されました。本当におめでとうございます。チームでの
がんばりが、チームでの結果が、そのまま評価を得たわけです。それぞれでの経験を生かして、さらなるレベルアップに期待しています。そして、
まだまだ4人です。レギュラー11人としてはまだ7人が選出可能です。日本代表に選ばれることがすべてではありませんが、グランパスの
選手の11人がそのまま日本代表なんて状況になっていれば、チームは間違いなく優勝しているでしょうね。そうです、まずは勝ち続けて、
今年こそ、優勝しちゃいましょう!グランパスサポーターのみなさん、暑い日が続きますが各自で熱中症等に気をつけて、一緒にがんばりましょう!
みんなで一緒にこの夏を乗り越えましょう!!


月刊グラン8月号より

5月中旬から約1ヶ月半のリーグ戦中断中に行われたのが、ナビスコカップと日本代表戦です。われらの名古屋グランパスは、
ご存知のとおりAグループ首位で予選突破です。いやいや、Aグループの首位どころか、「勝ち点15」は予選出場全16チームの中でも、
堂々の単独首位です。これが4年ぶりの予選突破だなんて、信じられません。そうです、去年までは2年連続で予選でも1勝も出来ず、
予選参加の全チーム中でも最下位でした。妖精の力の強さがわかりますね。そうです、中断期に行われたこの2試合は
心に残る試合となりました。ナビスコカップは若手選手にチャンスの多い大会です。とは言え、予選突破を決める大事な試合に
大胆な采配を振るいました。普段から、「チームはファミリーだ。」、「どの選手も力を持っている。」と言っているピクシーの有限実行です。
なんと、試合開始30秒で失点。若手中心の構成ながら、試合開始から0対1のハンディキャップマッチの様です。相手はリーグ戦の
開幕戦で勝ちきる事の出来なかった京都です。しかも、ほぼベストメンバーのままです。しかし、選手はストイコビッチ監督の期待にこたえました。
残りの5分で巻選手のゴールで追いついた後、試合終了直前に津田選手のシュートが京都のゴールに突き刺さりました。
妖精が凄いのか? それとも、選手が凄いのか?どちらも凄いと思いますが、もはやそんなことはどちらでも良いです。ベテランと若手の力で、
4年ぶりの予選突破が決まりました。特に初先発や初出場の佐藤選手や花井選手の大胆なプレーが頼もしかったです。
そして、次節の6月5日の浦和戦は予選突破を決めた名古屋グランパスにとって消化試合でしたが、ベストメンバーで挑みました。
さすがピクシー!サポーター達も大喜びです。そして、試合内容も大満足!!途中出場の杉本選手のハットトリックもあって、
5対1の快勝で、埼玉スタジアムを黙らせました。まずは、千葉を破って、準決勝、決勝と駒を進めて、久しぶりの国立に行きましょう!!

この浦和戦の前日に今年度の清掃活動が行われました。「環境デーなごや2008」の市民・事業者エコキャンペーンとしての活動でしたが、
今年は約250人のサポーターを始め、選手やクラブ関係者、地元の方々の合計約350人で、瑞穂陸上競技場周辺から山崎川を経て、
新瑞橋駅周辺のゴミを収集しました。参加いただきましたみなさん、ご協力ありがとうございました。また、ご都合等で参加できなかった方も
またの機会に参加下さい。

そして、この中断期も休む事無く、わたしたちグランパスサポーターを楽しませてくれたのが、日本の守護神、楢崎選手とエースの玉田選手ですね。
攻守の要として活躍し、日本を最終予選に導いてくれました。また、今年に入って北京オリンピックの大舞台に向けて猛アピール中なのが、
吉田選手。オリンピック代表まであと一歩です。きびしいスケジュールが続きますが、キャリアアップのチャンスです。最終メンバーに残って、
オリンピックでも私たちを楽しませてください。期待しています。

6月28日、中断期のあけた瑞穂陸上競技場のゴール裏では、ライジング・サンのマスゲームで選手たちを迎えました。しかし、5年半ぶりの
前売り完売の グランパスサポーターの願いも通じず、再開後の大事な一戦に敗れてしまいました。不可解なジャッジで同点ゴールが幻になったり、
チャンスボールやペナルティキック等をものに出来なかったり、いろいろとありました。でも、選手たちは自分たちのスタイルを貫こうとしていました。
だから、まだまだこれからです。選手を信じてがんばりましょう!

最後に先月号のこのSAだよりでもご紹介しました「がんばれ!ピクシーグランパス」の写真展にご協力いただきまして、ありがとうございました。
ピクシーとの思い出コーナーにもたくさんの写真を送っていただき、本当にありがとうございました。添えられていた手紙の一行一行にも
ピクシーへの愛と感謝を感じました。8日間の開催期間のうち、私は鹿島戦の翌日(29日)に現場で対応させていただきましたが、
各地で記録的な大雨に見舞われた様な天候にもかかわらず、一時も人の途切れることなく、本当に大勢の方々においでいただきました。
可能な限りでお話をさせてもらいましたが、関東方面からの方も多かったのですが、北海道や鹿児島からみえた方が見えたので、驚きました。
ご結婚前からのピクシーの熱烈なファンで写真を提出いただいた娘さんの代わりに浜松から駆けつけてくださったお父さんもみえました。
また、少々失礼ながら、思いもよらず高齢の方々も多数みえたので驚きました。 ピクシーストリート、ピクシーモニュメントのイベントも久しぶりでしたが、
東新商店街の方々とも、ピクシーの偉大さを再認識しました。そこには本当に多くの愛と感謝がありました。それらを感じることが出来たのも、
サポーターのみなさん、告知の協力をいただいたマスコミ関係者のみなさん、ホテルコムズ名古屋を始め各関係者のみなさんのおかげです。
本当にありがとうございました。さぁ、今年こそ、妖精の力を借りて、みなさんと一緒に夢を手にしましょう!みんなで一緒にがんばりましょう!!



月刊グラン7月号より

さて、先月号の続きになりますが、昨年も1勝すらあげられなかったゴールデンウィーク中のグランパス。今年は6勝1敗1引き分けの
勝ち点19の首位で、そのゴールデンウィークに挑みました。累積警告により絶対的エースであるフッキが出場できなかったため、
逆にチームの意識やまとまりがみられた東京Vにリーグ戦初黒星を期してしまいました。雨や芝生の荒れを指摘する声もありましたが、
条件は同じ中、下位チームに少々痛い敗戦となりました。続く、4月29日、5月3日の川崎戦、G大阪戦も惜しくも連敗してしまい、
なんと3連敗。これで、今年のゴールデンウィークも1勝もできずに5月6日のFC東京戦を残すのみとなりました。首位を走っていた
われらのグランパスがいきなり3連敗してしまったのです。しかし、サポーターも慌てません。結果は出ていませんでしたが、
連敗中もだんだんと試合内容が良くなってきていたからです。みんなのチームを見る目も確かです。チームを選手を信じています。
だから、攻守にわたって絶好調のFC東京が相手でも、昨年に続いてゴールデンウィークの連敗中でも、心配していませんでした。
いや、むしろ試合が楽しみで仕方ありませんでした。そうです、妖精はまたも悪いジンクスを破ってくれました。悪い流れが止まりました。
とりあえずは選手もサポーターも一安心。ゴールデンウィーク直前に奥さんが来日したピクシーもほっとしたことでしょう。でも、
今回一番ホッとしたのは、旧クラブグランパススタッフを始めとするグッズスタッフたちだと私は思います。開幕からの快進撃で、
リーグ通算250勝とその記念Tシャツの販売を発表した途端にチームは連敗し、確実と思われたゴールデンウィーク中の達成すら
夢となってしまいました。実はグランパスにはメモリアルの勝利や記念グッズの発表をすると予定が狂ってリーグ戦の中断期を
はさんでしまうと言ったジンクスもあるのです。毎試合、毎試合の様に運び込まれたり持ち出されたりしている記念Tシャツや福袋等を
何度も目にしました。気がつけば、今年もお約束の中断期が...。その250勝まであと1勝に迫った5月10日第12節の神戸戦では試合内容は
良かったのですが、0対0で引き分けてしまいました。そうです、中断前に残された試合は第13節札幌戦のみとなってしまいました。
5年ぶりとなる札幌戦はSAツアーでもキャンセル待ちが発生するほど多数の方に参加してもらいました。サポーターたちの意識も高く、
SAツアー以外でも名古屋から150人以上のサポーターが詰め掛け、関東や北海道のサポーターを含めて300人ほどのパワーとなって、
チームの勝利のために戦いました。前半は札幌の選手のがんばりと名古屋の選手のパスミスが続き、0対1でいいところがありませんでした。
しかし、後半に入り、いつものグランパスに戻っていました。組織的にチームが機能して3点を取っての大逆転!記念すべき250勝目は
相性の悪かった北海道での初勝利のおまけまでついて、無事に中断前に達成できました。逆転による快勝のせいもあって、いい気分のまま、
中断期の1ヵ月を過ごせます。この勝利は本当に大きいと思います。

さて、その5年ぶりの札幌は少々変わっていました。サポーターたちも一部変わっていましたし、街中でのコンサドーレ札幌や
北海道日本ハムへの意識の高さを感じました。今回、早朝からにもかかわらず、コンサドーレサポーターたちに案内をしてもらって、
札幌市内を見学してきました。コンサドーレの練習場の設備や姿勢には少々驚きました。グッズやショップには心遣いを感じました。
地下鉄を中心に移動したのですが、4年もの間J2でありながらもチームが地域に浸透しているのを感じました。そう、わたしたちも
街中でもっとグランパスを感じたいと強く思いました。当然、私たちひとりひとりの意識が大切ですよね。出来ることから、各々の意識を
変えていきたいものです。

最後にSAからのご報告です。2001年のピクシー引退時に皆様からご協力をいただきましたピクシーモニュメントのあるピクシーストリート
(名古屋市中区)で、東新商店街のみなさんとの協力により、「がんばれ!ピクシーグランパス」のイベントを開催いたします。
そのイベントの目玉は6月27日から7月4日の予定で、ピクシーモニュメント前のホテルコムズ名古屋(旧金谷ホテル)で行われる
グランパス写真展で、全国から寄せられる「ピクシーとの思い出コーナー」を併設します。お一人様一点のピクシーが写っている葉書き大の
スナップ写真を募集します。それらをイベント終了後にまとめて、ピクシーに進呈予定ですので、ピクシーと一緒に写った皆さんの写真を
ピクシーが手にしてくれるチャンスです。お持ちの写真を、東新商店街振興組合ピクシーストリート係(名古屋市中区栄四丁目6の3 岡崎ビル5階)まで、
郵送ください。6月24日到着分が有効です。詳しくは平日の9時から17時に052−264−4770までお電話でお問い合わせ下さい。

さて、この月刊グラン7月号の発売時には4年ぶりのナビスコカップの予選通過も決まっていると思います。このリーグ戦中断期を
有効に使って、各々で出来ることを準備し、タイトなスケジュールの夏に備えましょう。私たちにはリーグ戦もカップ戦もチャンスがあるのです。
勝利のために気持ちを強く持ちましょう!!


月刊グラン6月号より

 桜の開花とともに迎えたJ1リーグ第3節大分戦は、まだまだ底冷えのする3月30日の日曜日のナイターでした。
しかも、昼間から雨雨雨...。試合中までも時折強く降り続き、寒くてつらい状態でしたが、選手の頑張りのおかげで、
試合後は気分良く帰ることが出来ました。中村選手のサイドアタックから絶妙のセンタリング!一瞬、相手ゴールキーパーの
前に飛び込んだ玉田選手のカンフーキック!見事な先制攻撃でした。ゴール前に空いたスペースを狙われ、 同点と
なりましたが、後半になって竹内選手からマギヌン選手に合わせたサイドチェンジ!マギヌン選手のトラップで勝負ありました。
振りぬいた左足から決勝点が生まれました。続く、第4節の大宮戦は3日後の4月2日に行われ、水曜日のアウェイでは
ありましたが、名古屋のゴール裏にはなんと250人以上の名古屋から駆けつけた12番目の選手たちが陣取りました。
試合内容も試合結果も、そして何よりもチーム状態が良いので、いてもたってもいられない、そんなサポーターばかりでした。
しかし、この大宮戦は苦しい試合展開となりました。前半の早い時間ではありましたが、ホームの大宮にゴール前の隙をつかれて
先制されてしまいました。早速、グランパスの総攻撃が続きましたが、この日の大宮のゴールキーパーはあたっていました。
グランパスの選手の決定的なシュートに対して神がかり的なセーブを連発し、前半だけでも 2〜3点は取れてもおかしくない内容でした。
そう、前半は完全にゴールに鍵をかけられてしまいました。試合は そのまま、0対1で後半に入りました。ここで現れたのが救世主の
増川選手でした。長い故障から明け、今期初先発でしたが、セットプレーから大宮のゴールの鍵を破ってくれました。こうなれば、
こちらのものです。一分後にはマギヌン選手のとどめの一撃が決まり、大宮は崩れ去りました。2対1の逆転勝利です。
しかし、ピクシー監督の選手采配も ズバリ!!また、前半に阿部選手、小川選手がそれぞれ、ゴールに入る直前に体を張って
失点を防いだのが効きました。中村選手、吉村選手を中心に相手の攻撃を遅らせ、自由にさせなかったのが効きました。攻撃陣と
守備陣がひとつになっての逆転の勝利です。この勝利で2位を確保しました。続く、3日後の4月5日は3位で好調を維持している
横浜FMとの首位戦線への生き残りを賭けた大切な一戦です。そして、次節第5節の清水戦と選手たちは自分たちの攻撃的な
サッカーを貫きました。特に小川選手や杉本選手の活躍が光り、2試合とも2対0で勝ち続け、ついに単独首位になりました。
そして、4月16日のナビスコカップ第3節では、好調の杉本選手、藤田選手のゴールで2対0で快勝し、Aグループ内においても
単独首位になりました。 なんて素晴らしいことでしょう!!ピクシー監督の指揮する新生グランパスは船出からいきなり、リーグ戦と
カップ戦の両方で 単独首位にたったのです。

4月19日の第7節で、リーグ戦唯一無敗の首位グランパスは、まだ未勝利で苦しんでいる千葉と戦いました。好調の小川選手の
突破から得たペナルティーキックをヨンセン選手が決め、幸先良いスタートをきりました。ところが、その後がいけません。リーグ戦
最小失点を続けている守備陣が乱れました。ゴール前の 空いたスペースをつかれ、しかも、ほとんど同じパターンで立て続けに
失点し、1対2と逆転を許して前半を終了しました。いやな空気を ふっしょくしたのはピクシー監督の指示する攻撃的なサッカーでした。
左から右、右から左へと サイドチェンジを繰り返し、ヨンセン選手の得点王に並ぶゴールで追いつきました。仕上げはスーパーサブとして
大活躍中の杉本選手の ナビスコカップも含めて 4試合連続となるゴールで逆転です。楢崎選手が1対1のピンチを救い、吉田選手や
バキことバヤリッツア選手を中心とした守備陣も集中力を取り戻し、3対2で逆転勝ちしました。これで開幕戦の引き分け以降、6連勝で
首位をキープしました。 首位に値するチーム力での勝利です。しかし、連勝は一試合、一試合の積み重ねです。今年の試合は
私たちグランパスサポーターにとって、一試合、一試合の毎日が メモリアルデーです。ぜひ、スタジアムに足を運んで、一緒に
胸に刻み込みましょう!

さて、この時期のSAだよりの原稿は毎年、とても気を使います。ゴールデンウィークがあるために締め切りが一週間ほど早いのです。その上、
このゴールデンウィークには試合が集中します。今年を例にとれば、この月刊グラン6月号が発売されるまでにリーグ戦4試合、カップ戦1試合の
計5試合が予定されています。リーグ戦でもそうですが、4試合もあれば勝ち点も10点以上が変わりうるのです。ですから、戦況やチーム状態が
変わりうるため、この月刊グラン6月号が発売されるころのテンションを予想しなければなりません。でも、今年は違います。開幕戦から、
どんな相手に対しても自分たちのサッカーを貫き、そして、勝ち続けています。シンプルながら攻撃的で、自分たちの役割をこなしていくだけです
。 監督を信じて、仲間を信じて、自分を信じて、どの選手も名古屋のためにがんばってくれています。サポーターのみなさん、私たちも一緒に
ついていきましょう。各々で知り合いの一人でも誘って、スタジアムを赤く染めましょう。そして、私たちも妖精の手足となって、名古屋のために
一緒に戦いましょう!!

最後に楢崎選手、玉田選手に続き、中村選手が代表候補に選ばれました。また、U−23日本代表候補には吉田選手が
初選出されました。本当に当然といえば当然ですが、首位のチームの代表者でもあるわけですから、自信を持ってがんばってください 。



月刊グラン5月号より

 サポーターの唄う「Anthem of NAGOYA」とともに3月8日の豊田スタジアムのゴール裏に
ユリの花が咲きました。2008年J1リーグ開幕戦はグランパスサポーターにとって、
負けるわけにはいかない大切な試合です。名古屋グランパスエイトの誇る妖精、ピクシーこと
ストイコビッチ監督が生涯初采配をふるう記念の日、新たなピクシー伝説の第一歩を踏み出した大切な試合です。
ですから、グランパスサポーターにとって、本当に特別な日なのです。ピクシーがピクシーたるところ...、
ピクシーは監督就任会見時から「グランパスに必要なものは戦う姿勢、ファイティング・スピリットだ。真のプロ
フェッショナルになってもらう!」と、断言していました。これは、われわれサポーターが毎年毎年感
じていた事で、まさに目線が同じ第一声でした。

開幕戦の試合前にピクシーはゴール裏に挨拶に来てくれました。「一緒に楽しもう!また、後押しを
頼むよ!!」と、言わんばかりにタオルマフラーを掲げました。サポーターからは「おかえり、
俺達のピクシー」の横断幕とともに割れんばかりのピクシーコール!!私もゴール裏で必死に
叫びましたが、本当に鳥肌が立ちました。夢にまで見た再会でした。だから、特別の日なのです。
この特別な試合でサポーター達はピクシーに選手にクラブ関係者にメッセージを贈りました。
マスゲームでゴール裏に表現したのはユリの花です。これは、言わずと知れた名古屋市の花で
”名古屋愛”を強調しました。そして、そのユリの花を挟んだ6文字、F、A、M、I、L、Y、です。
これは、ピクシーがいつも言っている「グランパス関係者は家族同然だ。サポーターも選手も
フロントも一体になって、グランパス・ファミリーでなければならない。」に対する、サポーターからの
決意の表現で、”グランパス愛”を表しました。さて、試合は始まり、不運にも新加入のバキこと
バヤリッツァ選手がファールを取られ、PKを与えてしまいました。このPKにより1失点をしてしまった
訳ですが、このシーンを除いては、正直言って夢の様な試合内容でした。ご存知の様に
竹内選手のセンターリングにヨンセン選手がヘッドであわせて同点ゴールをあげ、1対1で
負けなかった訳ですが、新生グランパスを印象付けるのには十分な内容でした。

こんなに試合が楽しいと感じたのはいつ以来でしょうか?まず、常にチーム全体の攻撃的な姿勢を
感じます。どの選手も京都のゴールに常に意識がいっているのです。どの選手もゴール前で
動いています。パスを出す側も受ける側もスペースを意識しているのが伝わってきます。ボールも
選手も常に動いているのです。相手のゴールキーパーやポストにゴールははばかれましたが、
特に小川選手の動きが目立ちました。玉田選手の代表復帰当然の動きも目立ちました。そして、
守備についても若い選手達が中心のディフェンスラインながら、相手にろくにチャンスも与えず、
中盤選手のつぶしの早さも光っていました。相手にボールが渡った瞬間の反応が明らかに
グランパスの方が早いのです。全選手の第一歩が京都のどの選手よりも早いのです。相手のボールを
取りに行く人、相手のパスコースを消しに行く人、明らかに組織的な囲い込みで、難なくボールを
取り返します。パスを受けてから相手を探したり、前に勝負せずに横や後ろにパスを繰り返すことが
無いのです。玉田選手や中村選手らは相手に渡ったボールも素早く追って、ディフェンスラインまで
相手を追い詰める様な守備も目に付きました。まさにこの様なサッカーをしていれば勝てると感じる、
ここ数年間とまったく違うサッカーでした。そして、その真価が問われる第2節は、昨年、数々の成績を残し、
今年も大型補強も行い、優勝候補の呼び声の高い浦和との一戦です。その浦和はアウェイでの第1節を
負けたうえ、私たちグランパスとの対戦はホーム開幕戦となる訳です。当然、死に物狂いで来る事
間違いありません。でも、大丈夫!SAツアーで浦和戦に行かれた方々はご存知だと思いますが、
グランパスが勝つことしか想定していませんでした。そう、例え、過去に一度も勝った事が無い
埼玉スタジアム2002であったとしても...。名古屋には妖精がついているんだ!!

第2節の浦和戦ではディフェンスの柱として期待のバヤリッツァ選手がけがのために出場出来ず、去年の
スピラール選手の場合を思い出してしまいました。ところが、ピクシーがピクシーたるところか、なんと
入団3年目までの選手達の4バックで、強豪浦和に点を与えず、零封してしまいました。ヨンセン選手の
技ありのゴール!そして、後半には試合に集中していたからこそ相手のミスを見逃さない小川選手の
見事なゴールで駄目押しです。阿部選手、吉田選手、竹内選手、青山選手の若い力。そして、中盤では、
中村選手、吉村選手の中堅選手が相手を確実につぶします。開幕戦と同様にどの選手の守備も組織的で、
早い早い。この様なサッカーをやっていれば勝てると感じるサッカーで、勝ちました。そう、記念すべき
ストイコビッチ監督の初勝利です。試合後の勝利監督インタビューでも「今日と言う日は私にとって忘れられない日に
なりました。」と、大喜びで語っていました。当然、選手も、サポーターも大喜びです。しかし、サッカーが
面白すぎてペンも進みます。たった2試合で、そろそろページの都合が...(苦笑)。

ナビスコカップの第1節の京都戦はけが等のために大幅にメンバーを変えて臨みましたが、終盤にゴールを
決められ、0対1で負けました。そこで思い出したのが、昨年の失態です。開幕4連勝のあとナビスコカップで
大幅にメンバーを入れ替えてからおかしくなって、一年間、そのままでした。実は昨年のこのSAだよりでも
書きましたが、ナビスコカップでは全予選出場チームの中で、グランパスは唯一、1勝もしていないのです。
しかも、2年も連続です。昨年、一昨年と二年間の12試合で、一度も勝っていないのです。そのグランパスが
3年ぶりに勝ちました。接戦ではありましたが、巻選手のゴールで確かに勝ちました。

この原稿を書いています今、開幕から一ヶ月も経っていませんが、過去の何年間とは、明らかに違います。
これが妖精の力なのでしょうか?悪いジンクスを全て払拭しています。ピクシーがただの妖精とは違うヒントが、
みつかりました。この月刊グランで先月号から始まりました木村元彦さんの「赤い魂新章」の中にわかり易い表現が
ありました。「ただ一つ、監督としてのキャリアが無いストイコビッチが、これだけは過去の歴代監督に比べて間違いなく
勝っていると断言できるものがある。それはグランパスに対する愛情である。」だから、ピクシーが持っているのは、
筋金入りの名古屋魂です。結果も違う訳です。長いシーズンですので、いいことばかりでないのはわかっています。
そんなときこそ、私たちの後押しが必要です。まずは、本当に面白いサッカーを楽しんでください。スタジアムに
お越しください。ライブは最高です。新生グランパスを一緒にライブで感じましょう!!



月刊グラン4月号より

選手やサポーターもお世話になっています名古屋市千種区今池にあるピカイチの若大将が1月下旬に
結婚されました。「お二人さん、ご結婚おめでとうございます。」その彼らの披露宴に出席させて
もらったのですが、名古屋市内でも有数の有名店だけあって、日本一の遊撃手を始めとする現役の
中日ドラゴンズの選手達や去年のパリーグのホームラン王を始めとする元中日に所属していた
選手、コーチの方々、そして、女子ソフトボール日本代表の元監督や高校野球の名将で愛知県代表や
大阪府代表の監督さんたち、ラジオやテレビで毎日活躍している地元DJなど、名前だけではなく、
顔を見てわかる程の有名な方々が出席されていました。あっ、忘れてはいけません。
地元名古屋出身のプロサッカー選手でミスターグランパスと呼ばれていた選手も私の隣の席でした。
(現在はシンガポールリーグのアルビレックス新潟で活躍中です)そんな有名人が多数みえる中、特に
輝いていたのが、星野仙一日本代表監督です。中日や阪神を優勝させ、今年の北京オリンピックの
出場も決めました。言動の1つ1つにオーラすら感じました。その時、思い出しました。つい最近も
この強烈なオーラを感じた事を。そうです。7年ぶりに名古屋グランパスに帰ってきてくれた
ピクシーことストイコビッチ監督です。二人に感じたオーラは同じ様なものでした。
星野代表監督も最初は各プロ野球チームから選ばれた選手達よりも星野ジャパンと呼ばれて日本中に
注目されました。
監督の人気が先行して注目をあびましたが、その注目と期待を背に勝ち進み、準決勝、決勝では、
逆に実際に戦って結果を残した選手達が日本中で評価を受けました。星野ジャパンの星野監督と
今のピクシーに似てませんか?Jリーグ屈指の華だったピクシーことストイコビッチ監督の初采配に
注目や期待が集まっています。感じたオーラだけでなく、境遇までもが似ていたのは少し驚きです。
だから、開幕から数試合はストイコビッチ監督の話題が中心だと思いますが、リーグ戦後半では
もっと結果を残している選手達が注目されることでしょう。

2月24日は岐阜県の長良川スタジアムでFC岐阜とのプレシーズンマッチが行われました。前夜から
降り出した雪に数年前、ここ長良川スタジアムで行われた天皇杯東京V戦を思い出した方は
多いと思います。大雪のために試合時間を大幅に遅らせて、なんとか試合を行ったあの時です。
実はこの長良川スタジアムではその大雪依頼の久し振りの試合なのでした。ハードな練習で
怪我人が多く、選手起用に苦労したと思います。特にマギヌン選手、藤田選手、中村選手、吉村選手の
中盤の中心選手がいなくては、試合の組み立ても容易ではありません。キャンプを終え、全体練習で
チームをつくり悔いなく戦って、欲しいものです。私達サポーターは2ヶ月に渡って準備してきました。
ビッグフラッグを一回り大きくしました。去年までの横断幕を補修したり塗り直したりしました。
キックオフミーティングを行い意識の統一を実施しました。各試合の入り方や開幕戦のスケジュールを
協議しました。最低限の準備を終え、さぁ開幕です。

2008年のJ1リーグは3月8日に豊田スタジアムで、京都パープルサンガを迎えて開幕しました。
今シーズンからJ1に復帰した京都は、ポジション毎に弱点を補う有効的な補強をしたと思います。
実際に戦ってみないと分かりませんが、昨年までとは全く別のチームに生まれ変わっている様です。
今、このSAだよりをご覧の皆さんは結果をご存知だと思いますが、当然、京都に勝ち、
さらに浦和を叩いて、スタートダッシュを始めているハズです。

やっとシーズンが始まりました。待ちに待ったピクシーことストイコビッチ監督です。選手も
クラブスタッフも、マスコミ等関係者も、そして何より私達サポーターもみんなひとつになって、
がんばりましょう!急に全ては変わりません。しかし、名古屋グランパスエイトを愛する全ての人達の
意識が新生グランパスを作り出すことでしょう。私たちは喜びも、悲しみも一緒です。
いつも監督が言ってます。「私達はファミリーなんだ!!」


月刊グラン3月号より

 プライベートな話で恐縮ですが、このシーズンオフに昔の仲間のお墓参りの為、天草に行ってきました。
昨年、事故に巻き込まれて亡くなったのですが、葬儀の時は都合がつかずに、気になっていました。
その彼のお墓に会いに行って来ました。完成したばかりの立派なお墓とご自宅の仏壇にお参りを済ませ、
その彼のご両親に名古屋から来たこと等を説明しました。今回は突然の訪問でもあり、ご両親は、
私がグランパスエイトのサポーター代表をしていることを当然ながらご存知ではありません。しかし、
ご両親は「名古屋と言えば、...」と日本一に輝いたばかりの中日ドラゴンズの話ではなく、
グランパスやJリーグについて話されました。私にとっても待ってましたと言わんばかりの得意分野ですので、
随分と話し込んでしまいました。さて、ここで突然の問題です。天草と聞いて江戸時代初期の島原の乱の
指導者である天草四郎を思い出す方が多いと思いますが、その天草市はどこの県にあるのかわかりますか?
ヒントですが...私はスケジュールの都合上、天草へは、福岡から飛行機で行きました。いかがですか?
正解は熊本県です。そうです。街中でも何度も目にしましたが、熊本県は今シーズンからJ2に昇格しました
ロアッソ熊本のお膝元なのです。私世代の友人のご両親方にも代表されるように熊本県民のJリーグへの興味や
ロアッソ熊本に対する期待感は充分に伝わってきました。そして、このロアッソ熊本と同じく今シーズンから
念願のJリーグに昇格したのが、ご存じFC岐阜です。ホームタウンが私たち名古屋グランパスエイトのある
愛知県のすぐ北隣にある岐阜県岐阜市ですので、私個人でも友人や仕事の仲間たちがたくさんいます。
苦労しながらもスピード昇格を果たし、街中が盛り上がっています。まあ、私たちグランパスサポーターに
とっても森山選手や北村選手、片桐選手、深津選手、そして引退した平岡選手ら、懐かしい選手達が多くて
気になるチームには違いありません。ロアッソ熊本もFC岐阜も地元は大変盛り上がっています。
私達名古屋グランパスエイトのJ1のリーグ戦も来月から開幕なのですが、名古屋は大丈夫かなぁ?
グランパスサポーターの皆さん、盛り上がってますか?
 1月24日、2008年の名古屋グランパスエイトの新シーズンがスタートしました。豊田スポーツ
センターこと通称トヨスポには、人人人...。新聞によると平日にもかかわらず、サポーター150人、
取材人50人と大盛り上がり。そうです。待ちに待った、グランパスの新シーズンの始動です。でも、
やはり注目はピクシーこと、そして、ミスターことストイコビッチ監督です。現役時代のような華麗な
プレー(采配)に期待してしまいます。注目度いっぱいのチームは指宿キャンプを終え、開幕に向けて
準備中です。さて、グランパスサポーターのみなさん、私達も各々で準備できることを考えてみて下さい。
ゴール裏のサポーター達も毎週の様に集まって、ビックフラッグ等の準備をしてますよ。皆さんも気持ちを
高めていって下さい。新しいグランパスの旅立ちまであと1ヶ月をきりました。準備はいいですか?
さあ、今年もがんばりましょう!
 7年前、月刊グラン2001年9月号がピクシー引退特集号として発刊されました。当時、「SAから
PIXYへ」のラストメッセージの依頼を受けたのですが、すでに私はこのSAだよりでコラムを書かせて
もらっていましたので、SAだよりと内容が似通ってしまい、別の方法を考えた結果、無謀にもポエム形式を
選びました。詩を作るなんて、学生時代以来の出来事でしたが、私はその詩でピクシーと別れたので、
再度その詩を掲載させてもらい、その詩の続きを再会のあいさつとして、ピクシーレジェンド(伝説)
第二章を始めてもらいたいと思います。

 「妖精につれられて」
 妖精につれられて 夢を見た
 7年間にわたって 夢を見た
 でも、ラストイヤーの今年
 妖精につれられて
 妖精の国に迷い込んだ

 毎年行き慣れたアウェーの各スタジアムがその国なのだろうか?
地元のグラサポにはカウントダウンであっても、アウェーでは、
どのスタジアムでもいきなりのカウント1である。いきなり、
最後なのである。彼らは必死だ!その必死さが胸を打つ。

 最近のプロ野球は大リーグに人気を奪われつつある。
本場の大リーグでは、好プレーには敵味方ない声援が送られる。
野球人として、スタジアム中で認められるのだ。
だが、日本ではまだ、野球自体を楽しんでいるようには見えない。

 妖精につれられて 妖精の国へ来た
 妖精の国では敵味方なく プレーが評価される
 妖精はしばし翼を休めて ほほえんでいる
 今度は何処へつれていってくれるのだろう
 楽しみで仕方がない

 妖精につれられて......
 
 妖精につれられたその先では優勝カップを掲げている。
 妖精が胴上げされている。サポーターも抱き合って泣いている。
 見たぞ!これが妖精の力なのだ!!



月刊グラン2月号より

新年明けましておめでとうございます。

新たな年の始まりです。
昨年もいろいろとありましたね。(無かったのは優勝争いだけでしょうか?...苦笑)
開幕戦で行った名古屋市の花であるユリの花に始まり、ヨンセン選手の激励のためのノルウェー国旗や
藤田選手のJリーグ400試合出場のお祝い等の数々のマスゲーム、12番のビックフラッグへのメッセージ・寄せ書き、
磐田戦やG大阪戦で実施しましたサポーターツアー、そして何よりも毎試合のスタジアムでのサポート等、
いろいろとご協力いただきましてありがとうございました。今年も一緒にがんばりましょう。よろしくお願いします。

では、私が勝手に新年の恒例としております、”年初だからこその昨シーズンの振り返り”を始めます。
昨シーズンの中で悪かったことを再度認識して、反省して、改善して、今年に生かします。良かったことを
再度確認して、理由を考え、更に良くして、今年に生かします。だから、あえて、念頭に振り返るのです。
さて、開幕戦の勝利後、第2節、第3節と金選手の3試合連続ゴールもあって、われらの名古屋グランパスは
開幕4連勝で、単独首位に立ちました。テレビを見ても、新聞を見ても話題にあげられ、順位表では一番上で
輝いていました。ただ、試合を見ていて、安心できる内容ばかりではなかったので、正直言って少々の不安は
ありましたが、まさかその後、一度の連勝も出来ないままに一年が過ぎてしまうなんて...。ケガ人が相次いで
しまい、レギュラーとして選手を固定できず、結果として戦術の徹底も感じられないサッカーが続きました。
ナビスコカップの予選では、出場した全16チームの中で唯一、1勝も出来ずに寂しい予選敗退となりました。
そして、アジアカップのための二ヶ月以上の中断期があったにもかかわらず、リーグ戦再開後も勝ったり、
負けたりの繰り返しでした。しかも、4〜5点取られて大敗したり、4〜5点取って大勝したりと自分たちの
ペースと言うよりも常に相手の調子に左右されている様でした。その後、シーズンの終盤では、試合の度に
シュート数が増えたのですが、得点が取れずに苦しみました。得点が取れなければ、試合には勝てません。
だから、J1残留が決まったのはグランパス史上最遅の残り3試合でした。本当に長かったです。最終的には
11位となりましたが、開幕時の4連勝が無かったらと考えると背すじが冷たくなります。そして、天皇杯5回戦。
松江まで行った名古屋のサポーターは凍りました。12月の雨降る中での試合でしたので、とても寒かったのですが、
寒さは感じず、ただ絶望感とともに帰ってきました。JFLのホンダFCに0対2で負けたのです。試合後に松江駅の
ソバ屋でホンダFCの選手たちと隣になりました。彼らは、「柏とは比べものにならないほど強かった。苦しかった。」とは
言ってくれましたが、みんなは私たちと同じ社会人なのです。各選手とも普段は仕事をしているのです。遠征の移動や
設備等、サッカーをする環境がプロとはまったく違うのです。サッカーでは良くある事とは言われますが、プロでない
チームに負けたのは、早くも5回目です。名古屋グランパスの歴史の中で約3分の1です。多すぎませんか?
もう、終わりにしましょう。新しい年が始まりました。今年こそ、生まれ変わりましょう!

シーズンも終盤に差し掛かってきた11月に少し懐かしい選手から連絡が入りました。「今シーズン限りで
ユニフォームを脱ぐことにしました。長い間、お世話になりました。」それは、今シーズン、京都パープルサンガに
移籍した秋田豊選手からのとても残念な話でした。その電話でも、名古屋のことをとても心配してくれて、随分と
熱く話し込んでしまいました。「名古屋のサポーターには熱く気持ちの入ったサポートでいつも助けて
もらっていた。本当に感謝しています。よろしくお伝え下さい。」と、メッセージをもらいました。正直言って、
地元名古屋の大選手なので、やっと着ることのできた名古屋のユニフォームを最後にして欲しかったのですが、
それは仕方の無いことです。プロとして生きた秋田選手は未経験だった昇格争いを経験し、キャリアを積んだのでした。
その秋田選手の引退セレモニーが11月25日、京都のホーム最終戦で行われました。そのセレモニーの最中に
珍しくもうれしい光景が...。京都のユニフォームで挨拶し、涙をこらえている秋田選手の後ろに見慣れた
ユニフォームが目に飛び込んできました。それは、間違いなく名古屋グランパスのユニフォームです。よく見ると
鹿島のユニフォームもありました。なんと秋田選手の横で、彼の家族が名古屋と鹿島のユニフォームを着て、
彼のセレモニーをサポートしていたのでした。「京都はもちろんだけど、名古屋や鹿島の皆さんにも大変お世話に
なって、本当はそれぞれのユニフォームで引退して欲しいと思っていたのですが、でもまさか、本人がここで
グランパスのユニフォームを着る訳にはいかないし、本人には内緒だったんだけど私と子供たちで相談して
勝手に着ちゃいました。」と彼の奥さんたちも一緒になって感謝を表し、感無量のようでした。残念ながら、
秋田豊というJリーガーを失ってしまいましたが、日本サッカー界の大切な財産には違いありません。世界の
サッカーのため、そして地元名古屋のために再会できることを楽しみにしています。彼の地元愛は良くわかって
います。これからの第二の人生を家族の皆さんと一緒になって頑張ってください。そして、名古屋のためにも
特にわれわれサポーターのためにも、また、闘将と言われたあの熱い姿を見せて下さい。とりあえず、お疲れ様でした。

さて、昨年の成績が悪かったので、かなり辛い回顧録となってしまいましたが、シーズンは変わりました。選手、フロントの
みなさん、昨年の失敗を無駄にせず、今年もがんばりましょう!そして、グランパスサポーターのみなさん、
正直言って、私は名古屋ほど、常にチームや選手のことを熱くも強くも想い、ただひたすらと勝利に向かって、
一緒に戦っているサポーターはいないと思っています。名実ともの12番目の選手です。こんなにすばらしい
仲間たちだから、今年のシーズンオフこそは、一緒に喜びを分かち合いたいと思います。がんばりましょう!!

新年明けましておめでとうございます。
さぁ、新たな名古屋の始まりです。



月刊グラン1月号より

11月下旬、ナゴヤドームの隣にある中日ドラゴンズのグッズショップを訪れる機会がありました。その日は、
ナゴヤドームでドラゴンズのイベントがあった訳でもグッズショップでセールが行われている訳でも
ありませんが、お客さんがたくさんいました。みんな、手には日本一記念グッズをかかえて、レジの前に
並んでいました。みなさんもご存じの通り、今シーズンの中日ドラゴンズは53年振りの日本一に輝きました。
このところ、リーグ優勝を重ねて常勝軍団となっていましたが、日本一は53年振りです。以前、選手や
サポーター達もお世話になっていて、このSAだよりでも紹介させてもらった事のあるドラゴンズファンが
集まる店で有名な、名古屋市千種区今池のピカイチでもTV中継等で大変な盛り上がりを見せていました。
きっと、ピカイチのおやじさんも天国でドラをたたいて一緒に喜んでいたことでしょう。「このところ、
お祝い事が続きますね。おやじさん、おめでとうございます!」そして、街に目を向ければ、日本一セールで
盛り上がっており、極めつけは優勝パレードです。55万人もの人々が沿道に集まって、選手達と一緒に
喜びを分かち合ったそうです。(私は所用で大分にいたので知りませんが...笑)
これら、中日ドラゴンズの優勝、日本一を見て、グランパスサポーターのみなさんはどう感じましたか?
クライマックスシリーズの優勝や日本一自体の凄さやそれらがもたらすパワーを...。
街という街、人という人、街も、人もみんなが感動していました。プロのスポーツはあんなにも多くの
人たちに夢や感動を与える事ができるのです。グランパスのフロント、スタッフのみなさんは
感動しませんでしたか?投手リレーの完全試合による日本一、テレビや街中でのファンの喜び、
ドラゴンズの選手やフロント、スタッフの満足感、良く良く見ていていただけてたら良いのですが...。
そして、一緒に感動していただけてたら良いのですが...。

さて、優勝だの日本一だのと景気のいい話題はさておき、グランパスの現実を見てみましょう。
リーグ戦も終盤にさしかかり、あと1勝でJ1残留が確定できる状態で、足踏みが続きました。
それどころか、1つのゴールさえも決められないのです。これでは勝てませんよね。5試合連続の
無得点はグランパスの歴史の中でもトップです。1点を取れないと言う事は、良くても0対0の引分けで、
1点を取られたら負けるという事です。しかし、楢崎選手を中心とする守備陣の頑張りもあって、
0対0の引分けによる「勝ち点1」を積み上げて、やっとJ1残留が確定しました。最後は下位チームの
敗戦によって、J1残留が決定したのですが、なんとリーグ戦第32節の話です。シーズンの残り
2〜3試合で、やっとJ1残留が確定しました。今回のこの遅さはグランパス史上一番遅い残留決定です。
毎年毎年、残念ながら満足のいく成績ではありませんが、それらの中でも最も危なかった訳です。
”グランパス史上最悪”って言葉は、一昨年も耳にしましたね。そうでした、一昨年のシーズン成績
14位は、グランパス史上最も悪い順位でした。3年計画を掲げているフロントの皆さんに聞きたいです。
ホーム最終戦での説明を期待しておりましたが、試合後はフェルフォーセン監督のお別れセレモニーで
終わってしまいました。数十名のサポーターたちがゴール裏で、クラブからの説明を求めましたが、
何の回答もありませんでした。サポーターたちは今年の失敗は今年のうちにスッキリとさせておきたかった
だけです。クラブの掲げた3年計画をサポーターたちは信じて2年間待ち続けていますが、グランパス史上最遅の
残留決定が、現実です。3年計画って何ですか?1年目を礎にして2年目を築き、それらの2年間を土台として、
さらにそれらの上に3年目を完成させると思っていました。いつも、サポーターはチームと共に戦おうと
しているのです。フロントの皆さん、どうか一緒に臨みましょう!一緒に行きましょう!一緒に
生きましょう!!

さぁ、名古屋グランパスエイト・サポーターのみなさん、今シーズンもまだ、天皇杯があります。
島根に行ったり、仙台に行ったりとスケジュールは大変ですが、サッカーがある喜びをかみしめて、
戦いましょう!そして、今世紀に入って最初に戦った天皇杯決勝とゼロックス・カップ以来8年振りの
国立で日本一を手にしましょう。一緒になって喜びましょう。祝いましょう!新旧の両監督に挨拶を
するように。昨年、今年の全てが土台となるように...。